17/02/02 23:08:25.55 DkFwcXgW.net
スレチ
★サイレント魔女リティ ふー、びっくりした★
プレーバック選挙
2016年参院選 政権与党 絶対得票率25%
毎日新聞2017年2月2日 東京朝刊
URLリンク(mainichi.jp)
選挙の際には、よく「民意を問う」「民意が示された」といった表現が使われますが、各政党がどの程度の支持を得たのかを示す指標として、
得票率という考え方があります。
直近の国政選挙である2016年7月の参院選を例にとると、連立与党の自民、公明両党は、選挙区と比例代表で約5454万票を獲得し、
有効投票に占しめる得票の割合「相対得票率」は48・45%でした。獲得議席数は69で改選数121の57・02%に当たります。
両者の差は8ポイントあまりでした。
さて、得票率にはもう一つ、有権者全体に占める得票の割合を示す「絶対得票率」という考え方があります。
こちらは棄権した人も分母に含ふくむので、投票率が下がれば下がるほど、相対得票率より低くなります。
16年参院選の投票率は比例が54・69%、選挙区が54・70%。自公両党の絶対得票率は25・68%にまで下がり、
議席獲得率との差は31ポイントあまりに広がります。この乖離を大きいとみるか、妥当とみるか。
そもそも、有権者1人が1票を1人の候補者にのみ投じる現行の選挙制度が、民意をどこまで正確に反映できるかについては、
さまざまな議論があります。また、選挙で問われるテーマは複雑多岐にわたるので、自分の考えと同じ候補者を見つけることは
難しいかもしれません。
しかし、選挙で選ばれた代表によって、国権の最高機関である国会は構成されます。
安倍晋三首相が安定した政権運営を続けていることをみても分かる通り、十分な議席を得た与党は、大きな力を持ちます。
その多数を支えているのが、
全体の4分の1ほどの民意だとしたら……。
18歳さいのみなさんにもじっくり考えていただきたいテーマです。
【社会部編集委員・鬼木浩文(おにき・ひろふみ)】