21/07/18 20:51:56.87 tOTgzpoT.net
電子書籍の統一フォーマットをまとめるような作業は、技術畑の人間よりも、人を説得し纏められる調整力のある営業畑の人間の方が向いている。
技術そのものはWebブラウザの仕様をそのまま流用したものだし、それほどハードルは高くないからね。
現在は、各社の電子書籍がリフローで数式表現可能な MathML を実装したところまで進んでいるものの、出版社側がそうした新しい仕様へと対応した電子書籍をなかなか作ろうとしないところにも問題がある。
数式表現の MathML の次には、楽譜をリフロー表現できる MusicXML という仕様も控えてて、MusicXMLの方はすでに音楽の世界では共通ファイルとして急速に用途を広げているところ。
たとえば、フリーウェアの歌唱ソフト 「NEUTRINO」 なども、MusicXML形式の楽譜ファイルを読み込んで歌をうたっている。
ちなみに、MusicXML形式の楽譜ファイルは、フリーの楽譜作成ソフト MuseScore でも作成することができる。
そんなわけで、音楽関連のソフトはフリーウェアも含め進歩が早く、いまや歌唱ソフトは人の歌いかたを学習したAIを導入したものが主流となっており、NEUTRINOのようなフリーソフトでさえも、下の動画のような進化を遂げている。
将来的には、電子書籍に掲載された楽譜を演奏させたり歌わせたりすることも可能で、基盤となる技術はすでに出揃っているといってもいい。
一方、そういった技術面の進歩と比較すると、電子書籍など出版社が少しでもラクして儲けたいという姿勢が見え見えで、使い勝手の悪い本も多く、ガッカリさせられることが多い。
下は NEUTRINO の歌声ライブラリ 「めろう」 の歌唱動画。
(初音ミクなどと違い、NEUTRINOはフリーソフトなので誰でも無料で使うことができ、しかも歌声ライブラリの多くはプロの声優がデータを提供しているという優れものでもある)
AIシンガー“めろう”で「ふゆびより(ゆるキャン△ED)」カバー
URLリンク(www.youtube.com)
【めろう】 長い間 / kiroro 【NEUTRINO】
URLリンク(www.youtube.com)
【AIめろう】 BREEZE 【NEUTRINOオリジナル曲】
URLリンク(www.youtube.com)