18/10/11 22:13:43.65 R5iVy7T5t
>>99 つづき
断層の物質から地震を探る
このようにして、「地下深部の断層で何が起きたのか」が分かります。次に、私たちは様々な方法でそれらの再現実験に取り組みます。震源の深さに相当する圧力や温度を
室内に再現する装置が、ガス圧式高温高圧岩石変形試験機です。この試験機で、応力、断層すべり量、電磁シグナルなどを5MHzで8チャンネル同期連続収録でき、地震を模擬
した岩石の破壊・摩擦すべりの実験を再現する実験などができます。最近行った固着すべり実験では、摩擦熱で溶融層ができたとたんにすべりにくくなるという、一見常識
に反するような 面白い現象をつきとめました。
どのようにしたら地震を予知できるのでしょうか? 地震の際に放射される電磁波や光の研究は、地震予知にとっても重要ですし、地震のメカニズムの理解にとっても魅力
的です。天然の石英同士が摩擦すべりするときには、なんとプラズマが生成するのです。