電気電子工学科に進むメリットat DENKI
電気電子工学科に進むメリット - 暇つぶし2ch13:774ワット発電中さん
19/02/12 11:57:46.98 9ShD254l.net
知識がちょっと浅いんじゃないの?
堀越の前作である97艦戦は確かにヨーロッパのものを模倣した部分もあるが、
ゼロ戦に関してはそのような話は聞いたことが無い。
当時の日本機全般に言えるが被弾性能が悪かったことは確かなんだが、
それには理由がある。
当時の日本には大出力で安定可動できたエンジンが乏しく、ゼロ戦の場合、
欧米の戦闘機に使用していた出力よりも劣る一回り下のランクのエンジンしか
使うことが出来なかったのが最大の原因になっていた。
パワー不足を補いつつ海軍が求める性能を追求するためには、自然と機体を
軽くする以外に方法が無かったのだ。意図的に被弾性能を低下させたわけでもなく、
まして大戦後期の一部のパイロットが誤認しているようなメーカー側で防弾板を装備
しなかったなんて事実はない。受け入れ検査後に海軍側で防弾板を撤去したか
パイロット自ら撤去したというのが事実。
海軍の場合、洋上で戦闘する局面が多いことを想定すれば、航続距離が長いのは
パイロットにとって、とても安心感が有ったと当時の搭乗者自身が回想している。
長距離を飛んでいって戦闘して基地に帰還しなければならな事を考えれば、
長大な航続距離自体が大きな戦闘力と言えるし搭乗者の命を救うことにもつながっていた。
ゼロ戦の増槽タンクは前例が有るらしいからパクリかもしれないが、空戦フラップについては
現在の旅客機などにも応用されていて堀越のオリジナルといって良い。これにより敵を格闘戦に
引きずり込む効果が有ったと言われいている。
ゼロ戦の場合、骨組みが華奢だから急降下して過速度になると機体に異常振動が発生して
最後は破損してしまう致命的な欠陥を克服できないまま実戦投入されたので、いざ劣勢に
なると弱い部分は有った。ダイブして逃げ切る方法が取れなかったし、実際にテストパイロットが
急降下テスト中に殉職している。
何れにしても当時の日本の工業力レベルを考慮すれば、ゼロ戦の機体は最高傑作であり
海軍はゼロ戦を持っていたから米国との開戦に同意したとする説もある。
通信に関して言えば相当にレベルは低かったが、単純にアースの問題だけではなくて
通信技術の根っこの部分で能力不足だったと思う。この事自体は全然、堀越とは関係ない。
故吉村昭が書いた「海軍局地戦闘機雷電」を読めば、当時の堀越たち三菱の開発者の
苦悩やありえないレベルの待遇の悪さを理解できる。


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