18/01/28 02:29:36.59 kAnZaHJS.net
>>543
射出量はこれで適正。
おそらく裏側の画像を見て言っているんだろうけど、「抜け」や「隙間」には二つの理由がある。
1. はがれなくなるから。
このカエルは結構アクロバティックな形状になっていて、テーブルとの接着が強いと前足がとれる。
実際、一回目のプリントではがすのに失敗したので、二回目では20umほど隙間を増やした。
それによって底面に隙間が生じ、はがれやすくなっている。
2. フィラメントが途切れるから。
今回のカエルは問題ないが、前回プリントしたギアで細かい隙間を全部埋めるように設定したところ、
フィラメントが途切れた。つまり、次の層のプリントで最初の数cm分フィラメントが出てこなかった。
この現象は全ての層に安定して発生する。
120Tのギアの場合細かい隙間が480カ所ぐらい発生し、ある層の最後にそれをまとめてプリントするわけだが、
一カ所あたりのプリント距離は0.1~0.2mmぐらいしかない。
ということは、ほとんどプリントしないままドライブギアを480回振動させるわけだが、
これをやると、どうもノズル内部に空洞ができるらしい。
それが減圧によって内部で発生したガスなのか、外部から入った空気なのかは判らないが、
とにかくその空洞がなくなるまで次のフィラメントが出てこない。
というわけで、「短いフィラメントを省略する」とか「壁の隙間を無理に埋めない」といったオプションを追加して、
意図的に抜けを許容するようにした。
「途切れ」も「抜け」もどちらもマイナス要因なので、状況によってどちらかを選択することになるが、
現在のところは「途切れ」の方を優先して消しているというわけ。
「途切れ」が「詰まり」に通じそうで怖いというのもある。