15/05/09 09:12:15.43 ctte2MUZ.net
ん切りにナットをはめてピカールで磨いて平滑化し、Z軸の造形を滑らかにしようと試みたが、かえって周期的な大きなシマシマがZ軸方向に発生してしまい、前よりも悪くなってしまった。
それから、Z軸を上げ下げした時の水平方向のシャフトの傾きの振れが大きくなり、まるで波間を漂う船のような動きをするようになった。
また、ABSでの造形途中にヘッドが引っかかり割れる現象が多発した。
水平軸の傾きがブレるせいで、前の層の表面を溶かす前にヘッドが表面を引っかくので、力がかかって割れるようだ。
PLAではうまくいくが、ABSでダメな理由は、ABSは冷えた後の硬度が高く弾力性が低いからかと。
もちろん温度差による反りの影響もあるが、反りの少ないABS-Hでもバキバキ折れた。
それと、台形ねじが届いたのでZ軸を交換してみた。
さぞ滑らかに動くだろうと思っていたのだが、目視でもわかる微妙なシャフトの傾きの振れが発生していた。
造形の品質は改善されたが、期待していたよりもあと一歩という感じだった。
この原因をずっと考えていてようやくわかった。
どうも2本の軸でZ軸を動かすタイプの奴(メンデル型?)は、ナットなどの軸を受ける部分に遊びがあると、Z方向の移動量が左右の軸で微妙に異なり、そのため水平軸が斜めってしまうようだ。
これはXY方向への移動というよりも、水平軸やノズルが傾くことが原因として大きいみたい。
この振れの大きさはネジのXY方向の勾配(ピッチじゃなくテーパー角)と、XY方向の遊びの大きさの割合に比例するのだと思う
台形ねじはピッチが大きいけど移動量の誤差が少ないのはテーパー角の違いのせいなのかと
対策としてはバックラッシュを防止する工夫をしてZ軸の移動量をできるだけ一定にすることかと思う。
ただ、樹脂ナットでのバックラッシュ対策では移動量一定化の効果は低いんじゃないかと。
片方を水平軸に固定したナットを2個用意し、押しバネでZ軸に一方向にテンションをかけてやればいいのだと思う
(たとえヘッドのZ軸方向の動きが一方通行だとしてもバックラッシュ対策が必要なのはこのため)
これは部品を作ってぜひ試してみたい。
送りネジ1本でベッドを動かすタイプのプリンタだと、原理的に上記の現象は起こらないはず。
だからZ方向の造形が滑らかなのだと思う。
ただベッドの重量で傾かないようにしなければいけないので、軽さと強度が必要になってくるのと、一方向に荷重がかかるため、ベッドの大きさに�