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「震災の津波思い出す」市民ため息
河北新報 9月11日(木)14時34分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
東日本大震災から3年半を迎えた11日、津波で甚大な被害を受けた石巻市が、記録的な大雨で再び水害に見舞われた。市中心部は広い範囲で冠水。土砂崩れや住宅の被害が相次ぎ、交通機
関も大幅に乱れた。生活を脅かす自然の脅威に、市民からは「あの日の津波を思い出す」と深いため息が漏れた。
未明に降り続いた猛烈な雨で、同市羽黒町2丁目の住宅地では裏山が幅20メートル、高さ3メートルにわたり崩れ、市は周辺の3世帯に避難指示を出した。
土砂が自宅まで押し流されてきた主婦星てるさん(87)は「雷のような音がして目が覚めた。50年近く住んでいるがこんなことは初めて」と驚いていた。
JR石巻駅北側の駅前北通り地区や南中里地区は一帯が水浸しになった。中心部の商店街では従業員らが店舗に流れ込んだ雨水をかき出す作業に追われた。幹線道路
の石巻バイパスが一部通行止めとなり、市道の至る所で車が立ち往生。膝上まで水に漬かりながら歩く人の姿も見られた。
集中豪雨が発生した時間帯、同市南中里1丁目のコンビニエンスストアに勤務中だった奥田隆広さん(44)は「午前2時ごろから4時ごろまで地面にたたきつけるように雨が降った。広島市の土砂災害が頭をよぎった」と振り返った。
自宅が床下まで浸水した同市駅前北通り1丁目の主婦佐藤長子さん(79)は「気付いたら家の周囲が水浸しで、避難することもできなかった。1人暮らしなので怖かった。震災を思い出してしまった」と涙ぐんだ。
JR石巻線などが始発から運転を見合わせ、駅前には早朝からバスを待つ人が列をつくった。
石巻西高1年の佐藤若奈さん(16)は「いつも乗っている列車が運休で、2時間近く路線バスが来るのを待っている。何とか授業に遅れないようにしたい」と話した。