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そうやって存在論的疾病観を突き詰めて意味あるのだろうか
【心身相関】健康寿命120歳スレ★45【ストレス・運動・食事】
スレリンク(body板:60番)
60 病弱名無しさん 2024/06/13(木) 22:04:05.45 ID:iMKTbbuW0
>>59
【ストレス】
病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない。
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特定病因論とは近代医学の中心的な病気の原因の考え方(病因論)で、簡単に言ってしまえば、「特定の病気には特定の原因があるという考え方」である。
近代医学の病気観に馴れ親しんでいるわれわれにとって、「あたりまえ」の考え方に聞こえるかもしれないが、このような病気観を取らない医学・医療もおおく見られ、近代医学はこの考え方を採用し、特異的に推し進めてきたと言える。
病気の概念の研究である疾病論の観点から言えば、この特定病因論の構造は、二つの論理に分けて考えることができる。
第一に「病気という実体が存在する」という、いわゆる「存在論的疾病観」である。
近代医学は、そしてわれわれの多くは、「がん」とか「肺結核」とか、病気を一つの「単位」や「種」のような実体的カテゴリーとして考え、病人はその実体としての病気の宿主やキャリアー(担体)と考える。診断・治療の対象は、病人でなく病気ということになる。
この存在論的疾病観に対して、病気の実体的存在を否定し、病気とは、体内の流れや要因の間の、または肉体と精神の間の、または人間と環境の間の、調和(バランス)の破綻と捉える病気観も存在する。
これは生理学的疾病論とも呼ばれ、ヒポクラテス学派の体液理論や、中国医学の「気」の理論が、これにあたるとされており、この理論からは、存在して診断・治療の対象となるのは病人それ自身であり、病気は存在しないことになる。