23/05/11 14:03:02.99 vfcqMofKd.net
アスピリンでも心不全を発症したりするのだろうか
NSAIDにはアセチルサリチル酸(商品名アスピリン、バファリン)、イブプロフェン(商標名ブルフェン)、ロキソプロフェン(商品名ロキソニン)、ジクロフェナク(商品名ボルタレン)がある。また外用薬もある。
高齢T2D患者へのNSAIDsは心不全リスク
URLリンク(www.medicalonline.jp)
背景
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)使用は、2型糖尿病(T2D)患者の心不全(HF)発生リスクを増すか。
デンマークCopenhagen University Hospital-Herlev and GentofteのHoltらは、同国で1998~2021年間にT2DM診断を受けたレジストリ患者(n= 331,189)データに基づき、NSAIDs使用と初回HF因入院の関連を検討する後向コホート研究を行った。
結論
追跡期間中、全23,308件のHF原因入院が発生し、その16%が1年内に最低1度のNSAIDs処方を受けていた。28日以内の短期NSAIDs使用はHF因入院リスク増と関連し(OR 1.43)、特に80歳以上(OR 1.78)、高HbA1c値患者(OR 1.68)、初回使用者(OR 2.71)が高リスクだった。
評価
NSAIDsのHFリスクは既知であり(URLリンク(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov))、この研究は詳細分析でT2D患者の高リスクを検出し、APAGE/APLAR/APSDE/APSH/APSN/PoAによる勧告に一項を加える結果である(URLリンク(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov))。