胎内記憶いっぱいあるんだが、ある人おる?at BODY
胎内記憶いっぱいあるんだが、ある人おる? - 暇つぶし2ch2:病弱名無しさん
22/07/16 16:26:11.39 zr8RR1B60.net
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3:病弱名無しさん
22/07/16 16:30:02.11 7DQx33i20.net
生まれてすぐの記憶も言葉を覚える前の記憶もあるんやで

4:病弱名無しさん
22/07/16 16:33:57.85 7DQx33i20.net
世の中、あの世とか前世の話はいっぱいあるのに胎内記憶の話あんまりないよな

5:病弱名無しさん
22/07/16 16:39:42.82 7DQx33i20.net
始めのうちはほとんどの時間を寝て過ごしてたけど、たまに考えることができる時間ができてきたんだ
体の方は動けそうで動けない日々が続いてたけどある日からやっぱり動けることに気づいたんだ

6:病弱名無しさん
22/07/16 16:42:53.96 7DQx33i20.net
たまに意識があるときにどうやって、なぜここに居るのかって考えたりもしたけど何にも思い出せなっかった
動けないので自分の力で来たわけないしよくわからなかった

7:病弱名無しさん
22/07/16 16:48:04.39 7DQx33i20.net
少しづつ体がしっかり動くようになってきたんだ
もしかしたら移動できるかもしれないと考えるようになってきた
この頃はこの世界はどこまで続いてるのかとか移動できたらどうなるのかなんて考えてたよ
でもたまに何かにぶつかる感覚もあってもしかしたら世界は狭いのかもとも思ってた

8:病弱名無しさん
22/07/16 16:54:58.63 7DQx33i20.net
意識が少しづつしっかりしてきたこともあってか世界の全体像が分かってきた
世界は思っていたより広くなかった
周りは壁に囲まれていた
ただ一つを除いては
何と言うか、吸い込まれるような感覚になる場所があることに気づく
そこに近づくと壁が行かないように守ってくれるんだ

9:病弱名無しさん
22/07/16 17:01:31 7DQx33i20.net
吸い込まれる感覚はとても嫌な感覚で自分の中で行ってはいけない場所となっていた
しかしある日いつものように世界を移動していると吸い込まれる場所に行ってしまったんだ
壁も救い上げようとしているのがわかったが、少し深く入ってしまったのか中々元の位置にたどり着けなかった
自分ではへばりつくことしかできないくらい何もできなかった
そうこうしてるうちに眠たくなったんだ
寝たら吸い込まれるかもしれない中で必死に抵抗しようとしたけど
寝た

10:病弱名無しさん
22/07/16 17:04:27 7DQx33i20.net
起きたらいつもの安全な位置に戻ってた
夢だったのか現実だったのかよくわからなかった
この時期はまだ頭脳の成長が未熟なのか、よく妄想なのか夢なのか現実なのか曖昧なことが多かった

11:病弱名無しさん
22/07/16 17:11:14 7DQx33i20.net
時は進み体がさらにしっかりと動かせるように感じることができるようになっていた
考えることができる時間も少し多くなっているように思えた
いつものように世界を移動しているときに再び吸い込まれる場所に行ってしまった
今回のは今までと違いかなり深いところまで行ってしまった感覚だった
壁も救い出そうとしている
自分も戻ろうと試みる
壁の救い上げるタイミングに合わせて動くことで少しづつ戻れているような気がした
それを続けていると安全な位置まで戻ることができた
かなりやばかった
でも戻れた
以前の自分だと戻れなかったかもしれないと思うと強くなっていると実感した

12:病弱名無しさん
22/07/16 17:16:23 7DQx33i20.net
こんな感じで吸い込まれる方向には行かないようにしていたが、何度か吸い込まれながらも無事に過ごしてきた
考えることができる時間も少しづつ多くなってきて、なぜ自分がここに居るのかということを何度も考えていた
世界は壁に囲まれていて、大して動くこともできない自分の力でここに来たなんて考えられない
しかし記憶もない
なぜだ
答えはいつも出ないまま眠った

13:病弱名無しさん
22/07/16 17:21:53 7DQx33i20.net
さらに時は進み、体の力はさらに強くなり考える時間も長くなっていた
以前なら壁は自分を救い上げてくれる存在だったが今は壁を押し返せるくらいになってきた
何もすることのないこの世界でやることといえば壁との押し競まんじゅうと考え事くらいだ
そして気づいた
世界がだんだん狭くなってきている
だんだんと壁と自分の距離が近くなってきている

14:病弱名無しさん
22/07/16 17:29:46 7DQx33i20.net
この時考えていたのは
このまま壁がどんどん押し寄せてきて自分はつぶれてしまうのかもしれない
もしつぶされてしまったら自分はどうなるのだろう?
なぜここに居るのかわからなかったが、この先どうなるのかも分からない
その答えは出ることはないまま寝た

15:病弱名無しさん
22/07/16 17:34:28 7DQx33i20.net
さらに時は進み壁の力より押し返す力の方が強くなっていた
この頃なぜかこの世界の他にも別の世界があるような気がしていた
どんな世界が他にあるのか想像していた
自分はどんな姿なのかというのも想像していた
しかしその想像のほとんどは忘れてしまった
別の世界があるとすれば吸い込まれる方向の向こうしかないと考えていた

16:病弱名無しさん
22/07/16 17:39:36 7DQx33i20.net
その時の覚えている想像は今はこれだけだ
強くなった自分はこの狭い世界では動けずにいるが、吸い込まれる方向の向こうには今いる世界よりも広い世界が広がっていてもっと自由に動き回れるのではないか?
他にも自分みたいな者がいたりなんかしないか?
産まれてから思ったが、この時想像したすべて全然間違っていた
すべては想像をはるかに超えていた
産まれた後の世界は壁なんてなかった

17:病弱名無しさん
22/07/16 17:44:33 7DQx33i20.net
この日は壁が妙に押してくる
今までも壁は押してくることはあった
それを押し返したりしていた
しかしこの日は今まで以上の頻度で、力で押してくる
いつも通り押し返していたがちょっとめんどくさいと思えるほどだった
さらに今までと違うのが吸い込まれる方向に押してくるのだ
今までは吸い込まれる方向から救い上げるように押されてる感覚だったのに

18:病弱名無しさん
22/07/16 17:48:48 7DQx33i20.net
今まで何度も吸い込まれる方向に行ったらどうなるのかを考えたことはあった
でも嫌な予感がするので行ったことは無かった
今は少し吸い込まれる方向の先に何があるのか
その先の世界はどうなっているのか
好奇心が嫌な予感を上回り始めていた
体が強くなっていると自覚していたこともあり
何度もためらったが行くこと決意した

19:病弱名無しさん
22/07/16 17:51:35 7DQx33i20.net
壁が押してこないときに少しだけ行ってみてダメそうなら戻ってこようと思っていた
自分は力がかなり強くなっているので進んでも戻って来れると思っていた
そして
思い切って行ってみた
すると
すぐに行き止まりだった

20:病弱名無しさん
22/07/16 18:00:22 7DQx33i20.net
思ってたのと違った
もっと広い世界が続いてると思っていた
行き止まりだった
めちゃめちゃ狭かった
正確には行き止まりに感じたが少しずつならもう少し進めそうだった
体の半分くらいが穴にはまって動かせない状態になってしまった
壁が救い上げてくれるタイミングで戻ろうかと考えた
しかし壁は救い上げるどころかどんどんと奥へ押し出そうとしてくる
戻るのは至難の業だと思った
しばらくの間どうするか考えた
もしかしたら全力で時間をかければ戻れたかもしれない
でも戻ることをあきらめて進むことを決意した

21:病弱名無しさん
22/07/16 18:04:59 7DQx33i20.net
今までとは逆で壁が押し出す力に合わせて動けばまだ先に進めるのではと思った
タイミグを合わせて進むことができた
今度はほぼ全身が穴にはまって動けなくなってしまった
これでとうとう戻ることも進むこともできなくなってしまった
狭くてものすごく居心地が悪かった
自分ではほとんど何もできない状態になってしまったが壁が押し出そうとしてくる
それに合わせて体を動かすとたまに少し進んでる気がした
これを何度も何度も続けていた

22:病弱名無しさん
22/07/16 18:09:00 7DQx33i20.net
この時いろんなことを考えた
今までに吸い込まれた時には寝て起きたら元の位置に戻っていたことがあったことを思い出した
だから寝てみた
ものすごく居心地が悪く寝にくかった
起きたらさっきと全く同じ状態だった
今回のは夢でもなんでもなく現実だった
居心地が悪い
すごく後悔した
あのまま吸い込まれる方向に行かなければこうはなっていなかったのにと

23:病弱名無しさん
22/07/16 18:19:16 7DQx33i20.net
少し前までは何もすることは無かったことを受け入れさえすれば特に不満は無かった
むしろ居心地がいいとさえ感じていた
壁が迫ってきてつぶされてしまうのではないかという不安も自分の力が壁を押し返すほどの力をつけたことにより解決していた
このまま永遠にどこまでも続いていくのかなどと想像もしていた
しかし今
押しつぶされる感覚に襲われている
こうして自分は押しつぶされてしまうと考えていた
再び押しつぶされるとどうなる?
そう考えていた
考える力は以前にも増してついていた
それでも自分がどうしてここに居るのか
そしてこの先どうなるのかはわからなかった

24:病弱名無しさん
22/07/16 18:27:56 7DQx33i20.net
それでもいっぱい考えた
生きるとか死ぬとかいう概念はなかった
言葉にすると始まるとか終わるみたいな感覚の方が近かった
もしかしたらつぶされると終わるのかもしれないと思った
終わるとどうなるのだろう?
今の自分が終わるだけ?
自分がいるのは始まったからなのだからまた何かが始まる?
また始まるとしても始まる以前のことを自分は全く覚えていないということは今いる自分はもう思い出せない?
今まで考えたことや感じたことそれも一緒に終わる?
何も残らない?
もう始まらないこともある?
始まっても始まらなくても今の自分はもうなくなるよね
こんなことを考え出していた
とても不安で悲しくて辛くて
でも仕方がないと思った

25:病弱名無しさん
22/07/16 18:30:57 7DQx33i20.net
苦しいながら何度も寝ては起きてを繰り返していた
起きているときは少しずつでも進めるよう意識していた
寝ていたのか気を失っていたのか
気づいた時には産まれていた

26:病弱名無しさん
22/07/16 18:34:11 7DQx33i20.net
始めは何がどうなっているのか全く分からなかった
さっきまで終わると思っていたことを覚えていた
何もかもが今までと違いすぎていた
音や光、空気、温度、壁のない世界、ほかの何者かがいる世界
だからまた何かが始まったと思った

27:病弱名無しさん
22/07/16 18:39:54.21 7DQx33i20.net
すぐに違和感を感じた
前回は始まる前の記憶が一切なかったのに今はあることに気づいた
もしかしたら終わったのではなく続いているのでは?
前回も始まったときは覚えててでも忘れてしまっていたのかも
だから今回もすぐに忘れてしまうのかもしれない
忘れたくない
などと考えてた
しかし目の前の新しい世界を理解しないといけないという焦りも同時に存在していた
過去のことを考えている余裕などなかった
だから続いているということにした
忘れたくないと思った

28:病弱名無しさん
22/07/16 18:42:26.31 7DQx33i20.net
新しい世界には新しいことだらけだった
例えるなら朝起きたら水の中で目覚めたような感覚だ
この表現はかなり近いと思う
今まで羊水の中にいた者が空気の世界に来たのだから

29:病弱名無しさん
22/07/16 18:48:46.87 7DQx33i20.net
たくさんのことがありすぎて覚えていない部分もある
音はどの方向からどの位置から聞こえるのか分かった
息をしているがわかった
温度を感じた
肌で空気の世界の感触を感じた
自分は泣いていた
自分は動いていた
なぜか目の記憶がない

30:病弱名無しさん
22/07/16 18:54:23.64 7DQx33i20.net
この世界で生きていけるように自分の体が作られていると感じた
もし前の世界からの続きだとしたら思ってた以上に体が動かせなかったと感じた
と言うより体が勝手に動いていて自分の意志で動かせなかった
もしかしたらまだ前の世界にとどまってもっと強くなってからこの世界に来なければいけなかったのでは
このままではこの世界で終わってしまうかもしれないと不安に思っていた

31:病弱名無しさん
22/07/16 19:11:59.26 7DQx33i20.net
この世界でどうやって生き延びるのかを必死で考えていた
この時点で産まれてからまだ数秒、長くても数分だと思っている
その時突然
猛烈な空腹に襲われた
例えるならあと数時間何も口にしないと命に係わるほど
数週間水しか口にしていないほどの空腹に襲われた
産まれて数時間赤ちゃんを放置すれば恐らく命は尽きると思われるのでこの表現も間違いではないと思う
前の世界で終わりを覚悟していたが新しい世界は始まった
しかしすぐに終わりがやってきたと思った
何もわからない、なんの力もない自分にはどうしようもなかった
また終わってまた始まるのかな?
次も覚えてたらいいなと絶望の中思っていた
自分でも驚くほどの声で体は勝手にで泣いていた
魂で全力で泣いていた

32:病弱名無しさん
22/07/16 19:17:29.21 7DQx33i20.net
その時無理やり口に何かを突っ込まれる感覚があった
もちろん口などという概念はまだない
するとゴクゴクと何かを飲み始めた
不思議な感覚だった
何をしているのかわからなかった
体が勝手にそうしていた
するとさっきまでの絶望的な空腹感がみるみるうちになくなっていった
まわりにいる何者かが助けてくれているのがわかった
まるで以前の壁のようだった
この世界でも全く違うが似たようにできているのかと思った

33:病弱名無しさん
22/07/16 19:23:24.61 7DQx33i20.net
初めてのことだらけだった
不安で怖くて何が何だかわからなかった
あくびもした
げっぷもした
くしゃみもした
特にくしゃみは初めての時は恐ろしかった
我慢しようとしたが我慢できなかった
びっくりしたがなんてことなかった
あくびとげっぷはすぐに慣れた
空腹が収まり少し余裕ができてこの世界を再び理解しようとした
だがすぐに強烈な眠気に襲われた
まだ何もわからない、何もできない今寝てしまうと終わるかもしれないと思って我慢したが
寝た

34:病弱名無しさん
22/07/16 19:26:18.03 7DQx33i20.net
再び起きたら先ほど感じた絶望的な空腹感に襲われた
世界の終わりを感じた
でもすぐにまた口に何かを突っ込まれた
そしてそれを飲んだ
空腹が和らいでまた寝た
また起きて絶望の空腹感に襲われてを何度も繰り返した

35:病弱名無しさん
22/07/16 19:36:22.94 7DQx33i20.net
たくさんの何者かに助けられたことはわかった
その中でなぜか母だけは特別だと初めから感じ取れた
抱かれたときにすぐに認識できた

36:病弱名無しさん
22/07/16 19:42:51.11 7DQx33i20.net
考える力も体の強さもお腹の中の時よりも成長しているはずなのだが生まれてすぐの頃はそれが感じられなかった
目覚めているときだけ考えることができていたのだがこの頃は空腹感に支配されて考えることができなかった
お腹の中にいたときは自分の意志で体を動かせたはずなのだがこの頃は体が勝手に動いてしまって自分では動かせなかった
しかし徐々に変化しているのがわかった
空腹になりにくくなっていくのがわかった
背骨に近いところから徐々に意識的に体が動かせるようになってきているのがわかった

37:病弱名無しさん
22/07/16 19:48:40.65 7DQx33i20.net
目が覚めてもしばらくは空腹感に襲われなくなってきていてその間は考えることができた
この頃まだお腹の中のことを思い出せた
しかしいくつかのことを思い出せなくなっていることにも気づいた
やはり以前の世界のことは忘れてしまっていくのだろうかと思った
だから以前の世界でさらに前のことは思い出せなくなっていたのかと思った
体は太ももの付け根や腕の付け根らへんを意識的に動かせるようになってきていること感じた

38:病弱名無しさん
22/07/16 19:54:11.76 7DQx33i20.net
しかし相変わらずすぐに空腹感がやってくるので考えられる時間は長くはない
この頃初めて目の記憶がある
お腹の中で自分はどんな姿をしているの想像したことがある
どんな想像をしていたのかは残念ながら覚えていない
ただ想像とは全く違っていたということだけは覚えている
この世の中に存在していたものはすべて想像をはるかに超えて複雑なものだったという感覚だけは残っている

39:病弱名無しさん
22/07/16 19:57:35.27 7DQx33i20.net
この世界を動く人間を見ていた
手があり、足があり、顔があり、体があった
自分の意志で動いていると思った
想像していた自分の姿とは似ても似つかない存在だった
だがときより見える自分の手や足
それらが似ていると感じた
大きさこそ違うがもはや同じだと感じた
だから自分の姿はあれと同じなのではないかと想像した

40:病弱名無しさん
22/07/16 20:05:25.29 7DQx33i20.net
他の人達と比べて自分の体は小さく自らの意志でほとんど動かせない
そんな自分のことをもしかしたら失敗作なのかもしれないと思った
以前の世界でもっと長くとどまっていれば皆と同じくもっと大きく自由に動けたのかもしれないと
それ以外の可能性についても思った
この世界に来てからもどんどん強くなっている気がしていた
だからこのままいけば強く大きくなっていけるのではないか?
自由に動けるようになるのではないか?
そうとも考えていた
そう信じたいと思っていた

41:病弱名無しさん
22/07/16 20:08:54.71 7DQx33i20.net
ある時子供を見た
この時人はこの世界で成長していく可能性を感じた
だがまだ確信は持てなかった
子供は自分より成長してから出てきたが大人よりは早く出てきてしまっただけなのかもしれないとも考えた
あの時初めて見た子供はもしかしたら姉だったのかもしれない

42:病弱名無しさん
22/07/16 20:12:20.39 7DQx33i20.net
こんな感じで永遠に思い出があるんだよ
終わらないので一旦ここで思い出話は終わろうかな
何か質問とかあればぜひ書き込んでね
他にも胎内記憶とかある人いれば書き込んでね
たまーに覗きに来ようかな
何か反応あればいいな
やっぱり記憶がある人って自分だけなのかな

43:病弱名無しさん
22/07/17 00:01:20.76 oC99Meh30.net
めっちゃ面白いからもっと書いてくれ
1は弟でいいのか?
今何歳?
壁の色覚えてない?
胎内記憶ある人は赤っぽいものが見えてたとか言うけど
カメラアイの能力ある?
見たものを詳細に思い出せる能力のこと

44:病弱名無しさん
22/07/17 03:46:32.02 5Jp7MeUl0.net
>>1
オカ板でやれよ…何でここなんだよw

45:病弱名無しさん
22/07/17 09:25:17.93 q5NE+6/H0.net
父ちゃんはいつ登場するんだい

46:病弱名無しさん
22/07/17 13:46:29.03 WgpB6QVQ0.net
>>43
時間あるときにぼちぼち続きも書いていくで
話のピークはすぎてしまったかもやけど
質問に答えるで
弟、40代半ば
お腹の中は基本真っ暗、色が存在しているという概念すらない
赤色とかピンクだったとか言うのは信じられない
瞼の裏もピンクだが目を閉じれば真っ暗やろ?なんで服も着てお腹の壁も突き抜けて光を感じるんや
カメラアイはうっすらあるかもしれない

47:病弱名無しさん
22/07/17 13:48:59.79 WgpB6QVQ0.net
>>44
初心者なんやすまん
初めてすぎてオカ版が何かもわからんくらいや
書き込む前に言ってくれ
もう書き進んでるからこのままここで書き込んでいくで
よろしく

48:病弱名無しさん
22/07/17 13:50:21.65 WgpB6QVQ0.net
>>45
そのうち登場するで

49:病弱名無しさん
22/07/17 21:36:37.03 WgpB6QVQ0.net
続きというか後編書いていくで
ただの思い出話やからたいした山場もオチもないかもやけど

50:病弱名無しさん
22/07/17 21:39:12.97 WgpB6QVQ0.net
実は胎内記憶や言葉を覚える前の記憶を今までずっと覚えてたわけではないんだよ
ずっと忘れていた
思い出すきっかけがあったんだよ
いつどんな風に思い出したのか視点で書いてみる

51:病弱名無しさん
22/07/17 21:46:22.32 WgpB6QVQ0.net
小学4年生の時
10才の時
俺は風呂で大の字になってはいりたかったんだ
でも我が家の風呂は小さくて大の字にはなれなかった
それでも何とか上半身だけでもと思っていろんな体勢になって試してた
そしたらなんとかできて後頭部を風呂につけることができたんだ
その瞬間全身がぞわぞわーってしてなんとも言えない不思議な感覚になったんだ
それと同時にこの後頭部を風呂につけた時の感触を知っていると思ったんだ

52:病弱名無しさん
22/07/17 21:49:46.50 WgpB6QVQ0.net
家の風呂で後頭部をつけることは難しいのでやったことないし
温泉とかばーちゃんの家とかでやった覚えもない
でも絶対に知っていると妙な感覚だった
それでなんでかな?と思って何度も後頭部をつけながら考えてたんだ
その時思い出したんだ

53:病弱名無しさん
22/07/17 21:54:17.34 WgpB6QVQ0.net
自分は誰かに抱えられている
仰向け状態で
首元とおしりのあたりを支えられている
そのままゆっくりと下に降りていく感覚だ
そしてゆっくりと下りた先に待っていたのは
後頭部にお湯がぺちゃっとついた

54:病弱名無しさん
22/07/17 22:01:49.12 WgpB6QVQ0.net
始めは何かわからなかったがいつかの記憶だということはわかった
それもかなり古い記憶だと
確実に自分が赤ちゃんの時の記憶だと思った
でも正確にいつの記憶なのかはわからなかった
今までで一番古い記憶を思い出せたことがうれしかった

55:病弱名無しさん
22/07/17 22:04:14.89 WgpB6QVQ0.net
興奮気味にそれから何度も後頭部をぺちゃぺちゃしながら風呂に入っていた
そしたらさらに記憶が蘇ってきた

56:病弱名無しさん
22/07/17 22:10:15 WgpB6QVQ0.net
ゆっくりと下がっていき
後頭部がお湯についた
全身がぞわぞわーってした
そのまま全身がお湯につかった
さらにお湯を体に誰かがかけてくる
すこし慣れない優しい手つきだった
次に手を持ち替えながら片手で俺の両耳をふさごうとしてきた
しかしやや手が届かないのかやりにくそうにしていた
右耳を抑えると左耳が押さえきれない
左耳を抑えると右耳が押さえきれない
しばらくしてお湯を頭にかけてきた
押さえきれていない耳にお湯が入ってくる
俺は不快なのと驚きで泣いた

57:病弱名無しさん
22/07/17 22:15:21 WgpB6QVQ0.net
その後も何度も耳をふさごうと頑張っているのが伝わってきた
でもできなかった
するとごっつい手の人物と交代した
その手は俺の両耳を片手でがっちりとふさぐことができた
体がしっかりと支えられてる感じがした

58:病弱名無しさん
22/07/17 22:20:53 WgpB6QVQ0.net
この思い出の人は手が小さいのが母で大きいのが父だと思った
父は母より慣れていない感じだった
だがその大きな手のせいなのかとても安心感があった
両耳をしっかりとふさいだままお湯をかけてきた
安心感からか泣かなかった
次の瞬間顔にもかけてきた
びっくりした
おもいっきり泣いた

59:病弱名無しさん
22/07/17 22:24:43 WgpB6QVQ0.net
これが10才の時はじめて思い出した赤ちゃんの記憶だ
すごい記憶を思い出したと思った
忘れないようにそれから毎日思い出すようにしていた
そしたらどんどん記憶が蘇ってきた

60:病弱名無しさん
22/07/17 22:29:08 WgpB6QVQ0.net
風呂上りに哺乳瓶で何かを飲まされた
かなりお腹がすいていた
この時も口に何かを入れられると自分の意志とは関係なく体が勝手に吸い出す状態だった
必死に飲んだ
味がいつもと違った
それでも飲むことで空腹感がなくなると信じて飲んだ
もう飲めないほど腹いっぱいになった
だが空腹感は満たされなかった
哺乳瓶の中身はただのお湯だった

61:病弱名無しさん
22/07/17 22:34:10.08 WgpB6QVQ0.net
空腹感が徐々に絶望的な空腹感に変わっていった
全力で泣いていた
母が母乳を与えようとしてきた
しかし腹がいっぱい過ぎてぜんぜん飲めなかった
母は母乳を上げるのをあきらめてしまった
絶望的な空腹感を久々に感じた
魂で泣いた
そう生まれてすぐのあの日のように

62:病弱名無しさん
22/07/17 22:43:05 WgpB6QVQ0.net
寝て起きると昨日のことは大概忘れてしまっていた
だからそれから何度か同じように風呂上りにお湯を飲まされて絶望的な空腹感を味わった
しかし何度も経験しているうちにさすがにわかってきた
ほとんど動かせない体をよじってお湯を飲まないように逃げ回った
大人の力はすごかった
結局しばらくの間お湯を飲まされ続けた

63:病弱名無しさん
22/07/17 22:53:30.16 WgpB6QVQ0.net
お湯を飲まされるとそのあと母乳が飲めずに空腹感と戦うことになっていたのだが徐々にそれもなくなっていった
お湯を飲んからでも母乳もしっかり飲めるようになってきた
またさらに成長したと思った
満腹から空腹になるまでの時間がどんどん長くなっているのがわかった
この頃から離乳食が始まった

64:病弱名無しさん
22/07/17 22:57:01.90 WgpB6QVQ0.net
離乳食が始まる以前から大人たちが食べているものにはすごく興味があった
ずっと一緒のものを食べてみたいと思っていた
でも食べさせてもらえなかった
もし母が母乳をくれなくなったら自分はひとりで生きていけるか不安に思っていた
だからその辺にあるもので食べれるものはないだろうかといろんなものを口に入れてみた
落ちている米粒やらなにやらを食べたことは何度もある

65:病弱名無しさん
22/07/17 23:00:20.26 WgpB6QVQ0.net
だがほとんどのものは食べられなかった
時にはカーテンにしゃぶりついてみたりなんて記憶もある
落ちている米粒程度では空腹感が満たされることはなかった
だから母親がいないと自分は生きていけないと思った

66:病弱名無しさん
22/07/17 23:03:46.52 WgpB6QVQ0.net
そしてとうとう大人たちと同じものを食べられると思い、始めての離乳食は興奮した
だがまずかった
思ってたのと違った
どう見ても大人たちが食べているものと違うものを与えられていた
それが離乳食だ

67:病弱名無しさん
22/07/17 23:06:54.42 WgpB6QVQ0.net
何を食べさせられたのかはわからない
毎日同じものではなかった
めっちゃまずいと感じるときもあった
食べても嫌な感じがしないものもあった
何度目かで以前にも食べたことある味だと思うこともあった
段々といろんな味に慣れっていった

68:病弱名無しさん
22/07/17 23:12:21.43 WgpB6QVQ0.net
離乳食のあとの母乳はいつもより少なかった
だからしばらくは空腹感と戦っていた
離乳食の種類によっては腹持ちがいいものと悪いものがあった
味よりもその方が気になっていた
そのうちに離乳食の量がだんだんと増えてきた
離乳食だけで夜から朝まで耐えるような日もあった
そんな時はなおさら腹持ちが大切だった

69:病弱名無しさん
22/07/17 23:17:02 WgpB6QVQ0.net
そんなこんなで日々過ごしていく中でふと記憶について考えた日があった
寝て起きたらだいたいのことは忘れてしまっていた
寝る前に、さっきまで自分は何をしていたのか、何を考えていたのか
だいたいのことは忘れてしまっていた
だから寝て起きた時も忘れないようにできるよう意識して過ごしてみた
そうすることで寝る前までにしていたことや考えていたことを覚えているときが増えた

70:病弱名無しさん
22/07/17 23:24:41.37 WgpB6QVQ0.net
恐らく1才くらいだろうか
寝て起きても忘れない、いつの記憶なのかはわからない古い記憶がいくらか残っていた
その記憶だどんなものだったのか今の自分には思い出せない
だがそんな記憶があったことは覚えている
その頃に思った
もっともっといろんなことを覚えていたはずなのにわすれてしまっている
どんどん昔の記憶がなくなっている
寝る前の記憶とは違う昔の記憶も大切にしようと思った

71:病弱名無しさん
22/07/17 23:31:56.48 WgpB6QVQ0.net
少し話は変わって言葉を覚えた話をしようと思う

72:病弱名無しさん
22/07/17 23:37:06.51 WgpB6QVQ0.net
産まれてすぐの時、体は自分の意志とは関係なく勝手に動いていた
泣くときもそうだった
腹が減ったら勝手に体が泣いていた
さみしいときは体が勝手に泣いていた
びっくりしたときも痛いときも不快な時もそうだった
起きていて泣いていないときだけ考えることができた

73:病弱名無しさん
22/07/17 23:39:09.51 WgpB6QVQ0.net
泣くといつも誰かが助けてくれた
だいたいは母だ
そしてそのすべてを満たしてくれていた
だから泣き止んだ

74:病弱名無しさん
22/07/17 23:41:25.43 WgpB6QVQ0.net
泣き方なのか
心を読み取ることができるのか
それはわからないがいつもすべてを解決してくれた
だからそういうものだと思っていた
すべては何となくうまいことできているのだと思っていた

75:病弱名無しさん
22/07/17 23:49:44.58 WgpB6QVQ0.net
ある時お腹がすいて泣いていた
これはまだ生まれてから数日くらいのことだろうと思う
いつもは空腹で泣くとすぐに満たしてくれていた
しかしこの時は違った
泣いているのに何も起きなかった
誰も来なかった
泣き疲れて寝た
再び起きた時は猛烈な空腹感だった
また泣いた
だが誰も来なかった
そして絶望的な空腹感が襲ってきた
久々に魂で泣き叫んだ
そしたら母が来て母乳を飲ませてくれた
不思議だったなぜ泣いていたのに来てくれなかったのか

76:病弱名無しさん
22/07/17 23:53:44.88 WgpB6QVQ0.net
泣いてもすぐに来てくれないことはその後何度もあった
だから絶望的な空腹感の前から泣くようにしないといけないと思った
泣きまねをするようになった
それでも来てくれることはあった
不思議だった
自分の考えてることがどういうわけか伝わっていると思っていた
でも時々伝わらないと思っていた

77:病弱名無しさん
22/07/18 00:19:40.63 5SpVxi2l0.net
泣く以外でも声を出すことができた
大人たちも声を出していた
大人たちの出す声と自分の声はいろいろと違いがあると思っていた
大人たちはいろんな声を出しているのはわかった
自分もそのうち勝手にそうなっていくものなのかなとも思っていた
これはまだ生まれて数日から数週間ほどのことだと思う

78:病弱名無しさん
22/07/18 00:25:23.95 5SpVxi2l0.net
もう少し時が進んで
自分の中の感情の種類増えていきががだんだんと複雑になり始めていた
例えばあっちの部屋に行きたいとか、あのおもちゃを取りたいとかである
そんな理由で泣いても解決もしてもらえず満たされないことが増えてきた
泣き方や心を読み取る的なことでは伝わっていない可能性が高くなっていた

79:病弱名無しさん
22/07/18 00:31:28.94 5SpVxi2l0.net
俺の家族は父と母と姉の4人家族だ
父を見ていた
すると母が何かを持ってきた
当然のように、まるで持ってくることを知っていたかのようにそれを受け取った
姉を見ていた
母から何かを貰っていた
自分もそれが欲しいと思った
だがもらえなかった
泣いても貰えなかった
そういうのを見ていると不思議だった
泣くとか思いを読み取る的なこととは別のなにかがあるのではと思い始めていた

80:病弱名無しさん
22/07/18 00:36:48.55 5SpVxi2l0.net
今まで声の出し方が大人たちとは違うとは思っていたがもしかしたらこれが合図になっているのではと思った
ずっと観察していた
ある時父と母が別々の部屋にいた
絶対にお互いが見えない位置関係だった
父が何か声を出したすると母が何かを持ってきた
父は当然のようにそれを受け取った
俺は確信した言葉があると

81:病弱名無しさん
22/07/19 17:02:42.61 hwsbj0FG0.net
面白いです!

82:病弱名無しさん
22/07/20 11:45:05.36 qjJvOnLV0.net
どんどん勝手に書き進めていくで
言葉があると思ってから父や母、姉の声を注意深く聞くようにした
すると予想通り物にはそれぞれの名前がついていることが分かった
自分の名前もそのひとつだ
言葉を観察するようになって驚いたことがある
それは物の名前だけでなく動作や感情など想像以上に種類があることに驚いた
文法など言葉の組み合わせで意味が変わることに気づいたときは理解するのは途方もないように思えた

83:病弱名無しさん
22/07/20 11:54:27.79 qjJvOnLV0.net
姉は2つ年上だ
その姉を見ていると大人たちと同じようにたくさんの言葉を使いこなしているように見えた
まだ幼い姉ですら言葉を使いこなせているということを見て自分もそうならなければいけないと思った
始めはそのうち勝手に覚えると思っていたが予想以上に膨大な言葉の世界を知り、努力しなければいけないと思った
この頃は言葉を覚えることと体を自由に動かせるようになろうと毎日頑張っていた
恐らく生まれて1か月から数か月ほどのことだと思う

84:病弱名無しさん
22/07/20 12:00:27.66 qjJvOnLV0.net
新しいことを覚えることは本当に大変だった
そんな中過去のことを覚えていようともしていた
過去のことを覚えておくためには定期的に思い出すことをしなければいけなかった
そうでなければ幼いせいかすぐに忘れてしまうこともわかっていた
しかし言葉の種類は膨大で全力で取り組まないと理解できないと思った
だからしばらくの間過去のことは考えることをやめてその時間すら言葉を覚えることに集中すると決めた
この時点でもうかなりのことを忘れていたがまだいくらか古い記憶があったことを覚えている
だがその内容まではわからない

85:病弱名無しさん
22/07/20 12:09:14.08 qjJvOnLV0.net
いつか言葉を覚えて余裕ができたらその時もう一度過去のことを思い出そう
忘れてしまうかもしれない
でも忘れたくない
そう思った
それから途中で何度かは過去のことを思い出そうとしたりもした
そのたびに記憶が減っているのがわかった
2才か3才くらいだろうか久しぶりに過去のことを思い出そうとしただ言葉を覚える前にいくつか古い記憶があったことだけは覚えていた
それを忘れるかもしれないけど言葉を覚えようと決めたことも覚えていた
ただそれがどんな記憶だったのかは何一つ思い出せなかった
とても残念で悲しかったが言葉はここにきてもまだまだ膨大で終わりが見えない
だから前に進むことに決めた

86:病弱名無しさん
22/07/20 12:19:13.50 CMqYEQLT0.net
なんかすごい冒険記みたいだね
胎内にいたときからとても頑張っていたんだね

87:病弱名無しさん
22/07/20 12:31:09.69 rH1M9oQd0.net
それだけの思考をするためには言葉が必須だと思う。身も蓋もないけど。

88:病弱名無しさん
22/07/20 13:04:29.47 qjJvOnLV0.net
少し戻ってたぶん産まれて数か月
言葉を覚えようと決めてしばらくしたころ物の名前がかなりわかってきた
母が言っていることもだいぶわかるようになってきた
そろそろ自分の意志を言葉で伝えれると思っていた
この日俺は何かを言おうとした
そしたら発音がまったくできなかった
言葉を聞いていただけでしゃべれると思っていた
全然そうではなかった
この日から言葉を覚えるだけでなく発音の練習を始めた

89:病弱名無しさん
22/07/20 13:08:28.41 qjJvOnLV0.net
発音についてのことを文字で伝えるのは非常に難しい
始めは「あ~」とか「う~」とかから始まった
今までもそれと同じ声は出していたが大人たちの話す発音と同じ音を探していた
見つけては寝て忘れて
また見つけては寝て忘れてを繰り返しながら身につけていった

90:病弱名無しさん
22/07/20 13:19:49.50 qjJvOnLV0.net
どの発音をどう覚えたかは正確ではないが大人になった自分の目線と記憶を踏まえて解説してみる
母の話す口元を見ていた
「ば~」とか「ま~」とかは唇だけで音が変わるものは見た目で何やってるのかわかりやすかった
あとは練習するだけだった
「は~」とか「ふ~」なんかは偶然見つけやすかったのだと思う
「ら~」とか「た~」とか「さ~」とか口の中で舌を使って発音が変わる音については苦労した
これらについては自分で見つける作業をかなりしていた
赤ちゃんが意味不明な言葉をひたすらに言っている時期があるはずだ
「あるdべjぇうぁあうえう~」的なものだ
これ実は発音を探しているのだ
寝て起きると大概のことは忘れてしまうので見つけるべき発音も忘れがちだ
だから大人たちがしゃべっているときに意味不明な言葉を話し始めるのだ

91:病弱名無しさん
22/07/20 13:35:25.92 qjJvOnLV0.net
この辺りからは個人差があるかもしれないが自分の場合はこうだ
まず物の名前を覚えた
それを言おうとした
言えなかった
発音を練習しながらさらに言葉を覚えた→今この辺
物の名前がたまに偶然言えるようになる
徐々に言えるものの名前が増えてくる
まだ見つけられていない発音も多い
赤ちゃん言葉でなんとか話す
言葉の理解がさらに進む
発音がほぼ完ぺきにできるとようになる
いきなり話すのは恥ずかしくてしばらくは赤ちゃん言葉を話す
ある時言葉を話すようになる
しかしいくつかの発音ができていないことに気づく
わからない言葉の多さに苦労する

92:病弱名無しさん
22/07/20 13:42:58.34 qjJvOnLV0.net
言えるようになった発音を忘れないよう繰り返していたらたまたま知っているものの名前になることがあった
例えば「ママ」や「ブーブー」とかだ
偶然言えるようになった言葉から話すようになっていった
そのうちに言える発音が多くなっていき言葉の理解も進み赤ちゃん言葉で話すようになった
ここでいう赤ちゃん言葉とは例えば「アンパンマン」を「アンマンマン」のように言えない発音を無視または近い音に置き換えて無理やりいう言葉だ

93:病弱名無しさん
22/07/20 13:49:26.25 qjJvOnLV0.net
赤ちゃん言葉でもある程度伝わるのでこのままでもいいかなと思ったこともあった
だがまだまだ言葉を学ぶことを選択した
ある程度発音を覚えてくると大人たちの前ではなくひとりで発音の練習をしていた
そのうちに自分の中ではすべての発音を完璧に覚えたと思った
物の名前も文法的にも理解が進んでいた
もう大人たちと同じように話せると思った
さっきまで赤ちゃん言葉だった自分が突然ちゃんと話したらびっくりするだろうか?などと考えていた
だからいつからちゃんと話すようにしたらいいのかわからなかった

94:病弱名無しさん
22/07/20 13:53:29.93 qjJvOnLV0.net
そんなことを考えてから1週間ほどたった
相変わらず母は自分が話せると思っていないのでひとりごとのように話しかけては去っていく
例えば「公園に遊びに行こうか~そうだね~楽しみだね~よし行こう!」的な感じだ
実際は大阪弁だ
本当はもうしゃべれるのになと心の中では思っていた
意を決してしゃべることを決めた

95:病弱名無しさん
22/07/20 14:01:16.05 qjJvOnLV0.net
いままで母のことをママと呼んでいた
だからお母さんと呼ぶことにした
母は別の部屋にいた
「おかあさ~ん!」と呼んだ
返事がなかった
緊張した
だから声が小さかった
もう一度大きな声で呼んだ
向こうから「は~い」と母が来た
「お母さん」に対するリアクションは無かった
何かしゃべらないとと思った
今までととは違う感じでちゃんと話さないとと思った
話す内容を考えてなかった
「のどかわいた」って言った
母が「お茶でいい?」って言った
俺はうなずいた
実際はジュースと言えばよかったと思った
決意して挑んだこの時大したことは言えなかった
いきなりちゃんとしゃべると驚かれると緊張していたが
母のリアクションは最後までなかった

96:病弱名無しさん
22/07/20 14:07:01.27 qjJvOnLV0.net
赤ちゃん言葉でどの発音ができていなかったのか正確には覚えていない
だがこの短いやり取りのなかのいくつかの発音が今までと違いちゃんとした発音になっていたはずだ
気づかれなかったが
しかしこれがきっかけでちゃんとしゃべっても大したことがないとわかりこの日から赤ちゃん言葉を卒業した
だが相変わらず母はひとりごとのように話しかけてくるので会話にはならなかった
だから姉とちゃんとした発音を意識して話した
その1週間くらい後に母が「あんた急にしゃべるようになったな~」って驚いてた
俺は今?!と気づくのが遅いのに驚いた

97:病弱名無しさん
22/07/20 14:14:07.61 qjJvOnLV0.net
言葉をかなり理解して発音も完璧になったと思っていた
しかし実際はほんの少しだがまだ言えてない発音があることに気づいた
それが何だったのかは覚えていないが5種類ほどはあった
それらはいつの間にか克服していた
言葉も大人たちが生活で通常使う言葉はだいたい理解できた
だが感情や感覚的な言葉は合っているのか確かめにくかった
夫婦喧嘩をしているときの言葉はほぼすべて聞き取れなかった
姉はだいたい聞き取れていると言っていた
この辺りで2~3才くらいだろうか

98:病弱名無しさん
22/07/20 14:23:51.94 qjJvOnLV0.net
ここからは目の記憶と体の記憶を書いていこうと思う
細かく覚えていることもあれば少し曖昧な記憶もある
それがこの二つかもしれない
だからそれほど書くことも多くないかもしれない

99:病弱名無しさん
22/07/20 14:29:06.92 qjJvOnLV0.net
まずは目の記憶
お腹の中では目を意識したことは一度もなかった
だが自分はどんな姿をしているのか想像はしていた
それは見ているようなイメージを持っていた
その時の想像は覚えていないが実際の姿を知ったときイメージしていたすべてと全然違っていたことは間違いなく覚えている
産まれてすぐは世界の変化の驚きが凄すぎて目の記憶がほとんどない
ひとつ言えることはジェットコースターに乗っているようだった
どこを見ていたのかわからないといった感覚だ

100:病弱名無しさん
22/07/20 14:35:53.66 qjJvOnLV0.net
少し後のことは以前にも書いたが大人たちや自分の手足などを見ていた
その時に自分の想像とは違う世界を見た
大きさの違う大人たちを見た
見た目で男と女がだいたいわかった
子供たちを見た
お腹が大きい大人を見た
自分がそこから生まれたのだとなんとなく思った
母から生まれたのは自分だけだと思っていた
だが姉がいた
ショックだった
自分だけの母ではなかったことがショックだった
自分の生まれる前の知らない母を知っている姉がうらやましかった

101:病弱名無しさん
22/07/20 14:40:50.06 qjJvOnLV0.net
寝ることしかできない頃
ずっと天井を見ていた
天井の模様を眺めていた
そこからいろんな想像を膨らませていた
ある時天井にくるくる回るものが吊るされた
始めは良かったのかもしれない
しかしすぐに飽きた
天井が見えなくなった
じゃまだった
泣くたびに回った
飽きてからはストレスだった
だがこの頃は体が勝手に動いていた
なぜか動くものを見ると体が勝手に泣き止んだ
別に楽しかったわけではない

102:病弱名無しさん
22/07/20 14:45:27.56 qjJvOnLV0.net
産まれてすぐの頃は体が勝手に動いて自分の意志では動かせなかった
徐々に背骨に近いところから動かせるようになっていった
目も徐々に動かせるようになっていった
見たいものを見れるようになっていった
手と足も付け根の方から少しずつ動かせるようになっていった
徐々に肘やひざのあたりからも動かせるようになっていった
泣くことも少しずつ意識してがまんできるようになっていった

103:病弱名無しさん
22/07/20 14:51:40.16 qjJvOnLV0.net
泣いてしまうと考えることができなくなるので言葉の勉強も体を動かすこともできなくなるからときどきは我慢した
言葉の勉強以外にも体を動かす時間を作っていた
体を動かそうとすていると日々少しずつ意識して動かせる範囲が広がっているのがわかった
まだ指先が動かせない頃
おもちゃやおとなが指を俺の手に乗せると体が勝手に握ってしまっていた
離したくてもできなかった

104:病弱名無しさん
22/07/20 14:58:02.02 qjJvOnLV0.net
指先を動かすために努力をしていた
指先を動かすには目で手を見ながら出ないと動かせなかった
まだ体が勝手に動くこともある時期だったが何とか顔の前に手を持ってきて握ったり開いたりをしようとしていた
この頃は足の指も手と同じくらいの感覚だった
どちらもやっと握ったり開いたりできるかできないかだった
俺はどちらもできるように努力していた
しかしなかなか成長が遅く感じられた
大人たちはいろんなことをするのに手を使っていた
それを見て足より手を動かす時間を増やした
手が少しずつ動かせるようになってきた
足の指は動きにくくなっていった

105:病弱名無しさん
22/07/20 15:10:10.87 qjJvOnLV0.net
寝返りについてはあまり覚えていない
大人と違ってそこに区切りがないのだろう
ハイハイの頃はよく頭をぶつけていたことを覚えている
そして大人たちが巨人に見えていた
いつか立てるようになりたいと思っていた
自分が立ち上がったらそれに近づけると思っていた
立ち上がれるようになったとき今まで届かなかったものが届くようになると思っていたがほとんどまだ届かなかった
歩けるようになってからもすぐ転ぶのでよく頭をぶつけていたことを覚えている
はやく大人になりたいと思っていた

106:病弱名無しさん
22/07/20 15:19:51.74 qjJvOnLV0.net
次にトイレの話だ
産まれてすぐの頃のことはあいまいだ
母乳を飲むとき体が勝手に飲みだしてその感覚は不思議だった
それと同じくしっこもうんこも何かが出ていくのは不思議な感覚だった
だがそれだけだ
気が付けばそれが普通のことになったのであまり考えることはなかった

107:病弱名無しさん
22/07/20 15:23:08.61 qjJvOnLV0.net
しばらくして思ったのはたくさん飲むとたくさん出るということだ
しっこは一度に出る時もあれば2回3回にわかれて出る時もあった
一度にたくさん出るとたまにおむつからはみ出していく感触があった
2回3回に分かれる時もおむつを替える前だとやはりはみ出すことが多かった
おむつを替えてくれなくても時間がたてば2回目もはみ出さないこともあった

108:病弱名無しさん
22/07/20 15:26:50.86 qjJvOnLV0.net
うんこは生まれてしばらくは普通のことなのでなにも考えていなかった
しばらくして大人たちはいつもトイレで用を足しているということに気づいた
その頃から人前でうんこやしっこをすることを少し恥ずかしいと感じるようになった
とくにうんこはしているのをばれると恥ずかしかった
少し隠れてするようになった

109:病弱名無しさん
22/07/20 15:30:06.83 qjJvOnLV0.net
うんこはしてすぐに座るとまだ暖かいので違和感なく座れた
少し時間がたつと冷えて冷たく感じるのが嫌だった
なるべく座らないようにするが座ってしまうと冷たく気持ち悪かった
そのまま座っていると慣れてきて平気になった

110:病弱名無しさん
22/07/20 15:34:29.90 qjJvOnLV0.net
トイレで用を足すのは憧れだったのだがなかなかうまくいかなかった
大人になった今と違い我慢が全くと言っていいほどできなかった
母にトイレに行きたいという前にすぐでるので出てから言っていた
母は不機嫌だった
だからといってもよおす前に申告してみても何も出なかった
トイレがうまくできるようになるために我慢の練習をした
我慢ができるようになってようやくトイレでできるようになった
ここでいうトイレはたぶんおまるだったのだと思う

111:病弱名無しさん
22/07/20 15:36:09.62 qjJvOnLV0.net
おまるでしていた記憶はないのだが
子供になってトイレをするときいつもタンクの方をむいてしていた
これはきっとおまるでやってた名残なんだろうと思う

112:病弱名無しさん
22/07/20 15:39:13.02 qjJvOnLV0.net
他にもこまごまとした話はたくさんあるのだが一旦この辺にしよう
質問があれば覚えている範囲で答えるのでなんでも聞いてね
ここから大人になった自分のことを少し話してみようと思う
興味ある人おらんかもやけど

113:病弱名無しさん
22/07/20 15:42:59.44 qjJvOnLV0.net
小学4年生10才のときにある一つの記憶を思い出した
それは赤ちゃんの俺が沐浴している記憶だ
この記憶をもとにたくさんの記憶が蘇った
いつの記憶なのか、これは本当に記憶なのだろうか?とも思った
記憶には時間の概念がなく当初は時系列がばらばらだった

114:病弱名無しさん
22/07/20 15:48:23.15 qjJvOnLV0.net
俺は大人になって結婚して2人の子供を授かった
子供が生まれる前にたまごクラブを嫁が買っていた
その中に赤ちゃんの気持ちが書かれてあった
「赤ちゃんは自分の手を見て遊びます」的なことや「泣いている理由」などだ
自分の記憶とおなじだと思うことも書かれてあった
違うと思うところもあった
手を見ているのは遊んでいるのではない
トレーニングをしているのだ、と
ただ自分の他にも結構な記憶がある人がいるのだと思った
それを嫁に言った
「それ記憶ちゃうで」と言われた

115:病弱名無しさん
22/07/20 15:51:24.66 qjJvOnLV0.net
記憶がある人は自分以外にもいてると思っていたが大人になっていろんな人と話していもいないことに気づいた
噂ではあるという話だが実際に会ったことはまだない
ネットでいろんなことが調べられるようになってからネットでも調べた
そこには少しだけそれっぽいことが書いていた
覚えているのを少し書こう

116:病弱名無しさん
22/07/20 15:59:29.21 qjJvOnLV0.net
お腹の部屋の中はピンクだった
暗いトンネルを抜けるとメガネのおじさんがいた
空の上からパパとママを見ていた
空の上からパパとママの子供になりたいと思って選んで生まれてきた
お水の中でぷかぷか浮かんだり泳いだりしていた
などだ
ぷかぷか浮かぶなどはわからなくはないがその他は自分の記憶とはあまりにも違いすぎる
それとだいたいは3才くらいの我が子が話した内容のようだ
内容もどうとでもとれるほど短いエピソードばかりだ
大人になっても覚えている自分が特殊に思えてきた

117:病弱名無しさん
22/07/20 16:04:38.63 qjJvOnLV0.net
自分は一度記憶を忘れていた
そして思い出した
だから忘れる過程も今は覚えている
個人差はあるだろうが自分の場合3才のときには言葉を覚える代償に古い記憶を失った
それ以前でも胎内記憶は残っていなかった
ただ自分も記憶を大切にしたいと思っていたし忘れなかった3才の子供がいることも不思議ではない
でも空の上からってのは信じられない
ピンクの部屋も信じられない
産まれた時にメガネのおじさんも違和感しかない
あの大変な時の一番の印象がおじさんなのか。。。

118:病弱名無しさん
22/07/20 16:12:20.76 qjJvOnLV0.net
この記憶の数々は案外貴重なのかもしれないと思うようになった
だからどうにかして残しておきたいと思った
以前本にしてみようかと考えたこともあるが自費出版って結構お金がかかるみたいでやめた
クラウドファンディングに載せたこともある
¥1000もらった
全然足りなかった
あんまり需要がないことがわかった
知り合いに子供ができるたびに話した
皆最初は疑ってかかってくるけど最後には信じてくれて喜んでくれた
それっぽい大学教授にも連絡してみた
信じてくれなかった
前世は信じてた
おかしいよね
胎内記憶教育協会なるものを見つけた
連絡した
話を聞いてくれた
始めて聞いたと驚いていた
それだけの反応だった
その人たちは本を出していた
空の上からパパとママを選んで生まれてきたという内容のだった

119:病弱名無しさん
22/07/20 16:17:54.28 qjJvOnLV0.net
胎内記憶を専門にしている人たちですら聞いたことないってどういうこと?
とりあえずここに書いておくことにした
以前書こうとしたことや今までいろんな人に話してきたからか結構書けたと思う
長々と山もなくオチもないただの思い出話なのでどれだけの人が読んでくれてどんなふうに思うのだろう

120:病弱名無しさん
22/07/20 16:24:42.62 qjJvOnLV0.net
最後に
この記憶はいつの記憶なのだろうかと子供の頃からずっと思っていた
子供ができた時生まれてすぐの子供の両耳を片手でふさいでみた
余裕で届いた
一週間後再びふさいでみた
届いた
それから少し忘れていて産まれて1か月くらいでふさいでみた
届かなかった
父の手は俺の手より大きかったのだろうか今となってはわからない
だとしても最初の沐浴の記憶は俺が生まれて一か月以内くらいだろうと思った
母の手が届かなかったことを思うと1週間くらいだったのかもしれない

121:病弱名無しさん
22/07/20 16:31:48 qjJvOnLV0.net
自分自身が考えたことや思ったこと、感じたことがほとんどの記憶で照合するのが難しいことだらけの中この最初の沐浴の記憶が相当古い記憶だということを教えてくれた
その後たくさんある記憶を子育てをしながらだいたいではあるが時系列を揃えてみた
時系列を揃えたことであることに気づいた
どうも時系列がわからない記憶があると
それらがいつの記憶なのかということをずっと考えていた
俺は沐浴の記憶が一番古い記憶だと思い込んでいた
だからずっとわからなかった
でも胎内記憶があると聞いてすべてがつながった
時系列がわからない記憶は胎内記憶だった
それが今回書いたお話だ

122:病弱名無しさん
22/07/20 16:34:09.48 qjJvOnLV0.net
以上本編はこんな感じで締めたいと思う
長らく読んでくれた方
ありがとう
たまに覗きにくるので質問やコメント書いてね
番外編も書きに来るかも
では~

123:病弱名無しさん
22/07/20 17:27:26.34 FrnUvMSP0.net
面白かった乙

124:病弱名無しさん
22/07/21 00:15:08.06 gM2mzXLt0.net
面白かった

125:病弱名無しさん
22/07/22 10:31:31.77 SSWD6Bpb0.net
もうすぐ出産なので、とても不思議な気持ちで読みふけってしまった
胎内記憶のこともっと聞きたいなぁ

126:病弱名無しさん
22/07/22 12:15:34.84 lNfTPAfH0.net
とても面白かった
10歳の時にお風呂に入っていて、赤ちゃんの時お父さんに沐浴させてもらったことを思い出したんだよね
それ以外の記憶は一体どうやって思い出したの?

127:病弱名無しさん
22/07/22 15:47:33.10 5bLWEqX80.net
どーも またやって来ました
コメントありがとうございます
ガラにもなくこれから返信は敬語で返そうと思います
順に答えていきます
>>125
出産頑張ってください
せっかくコメントくれたのでもう少し胎内記憶を書き足そうと思います
>>126
質問ありがとうございます
思い出した経緯をもう少し詳しく話そうと思います

128:病弱名無しさん
22/07/22 15:55:07.58 5bLWEqX80.net
まだ動ける前だったのかもしれない
もう動けるようになっていたのかもしれない
もっとも古い記憶のひとつだ
ある時から考えることができるようになった
それまでは寝ているような感覚だった
始めのうちはほんのわずかな時間だけ考えることができた
すぐにぼーっとしたり寝たりしていた
例えるなら集中して勉強できる時間に似ている
始めて勉強を始めた時と中学高校の時の時とどちらが勉強に集中できる時間が長かっただろうか
勉強を知る前は集中して勉強することすらなかったように
成長するなかで集中して勉強ができるようになったように
少しずつ意識して考えることができる時間が長くなっていった

129:病弱名無しさん
22/07/22 15:58:26.58 5bLWEqX80.net
考えていたすべてのことを覚えているわけではない
その一つは自分はどこから来ていまなぜここにいるのかということを考えていた
これについては前述したとおり答えは出せないまま今に至る
もう一つ覚えていることがある
感情を覚えたことだ

130:病弱名無しさん
22/07/22 16:04:51.49 5bLWEqX80.net
どの順番になぜ感情を持ったのか理由もきっかけも覚えていない
感情の中には感覚的なものなども含まれている
形など存在しない頭の中だけで存在しているものすべてを言っている
例えば「不思議だな」と思うことも一つの感情だ
「なんでだろう?」と思うこともまた一つの感情だ
「どうやってここに来たのだろう?」これもまたそうだ
こうやって考えるたびに新しい感情が生まれてきた

131:病弱名無しさん
22/07/22 16:30:03.79 5bLWEqX80.net
赤ちゃんの思いを言葉に変えたもの→感情を言葉に変えたもの
みたいに書いてみよう
伝わるかどうかはわからないが
壁が迫ってきたらどうなってしまうのだろう?→恐怖
最後には自分は押しつぶされてしまうのでは?→恐怖、焦り
押しつぶされたらどうなるのだろう?→恐怖、焦り、不安
自分は終わってしまうのかな?→不安
終わったらどうなるのだろう?→疑問、不安
いなくなってしまうのかな?→疑問、不安
いなくなったらどうなるのだろう?→疑問
また新しい何かがはじまるのかな?→疑問、希望
そうだったらいいな→希望
でも今前の記憶がないってことは新しい世界が始まっても今の世界のことはわすれてしまうのかな→悲しみ
だとしたら今いる自分はもういたこともわからなくなってしまうのかな?→悲しみ、辛さ
「悲しいな」「辛いな」
よくわからないから寝よう→諦め、開き直り
このようにひとつの思考の流れの中にいくつもの感覚や感情が含まれている
この時に生まれたかは定かではないが「悲しさ」「辛さ」を初めて感じた瞬間だと思うことを書いてみた

132:病弱名無しさん
22/07/22 16:43:59.02 5bLWEqX80.net
考えるたびに新しい感情や感覚や感性が生まれてきた
新しい感情が生まれた時はすぐにわかった
それが楽しかったし嬉しかった
悲しい、辛いという感情でさえも初めて感じた時は嬉しかった
この楽しい、嬉しいも一つの感情だ
その他にも
過去の自分より強くなっている→自信
何もすることがないなぁ→退屈
ずっとこのままでもいいと思えてきたなぁ→幸せ
壁がいつもより押してくるなぁ→しつこい、うっとおしい
行ってはいけない方向がある→嫌な予感
でもその先はどうなっている?→好奇心
よし行こう!→決意、挑戦
行き止まりだったそして狭く居心地が悪くなった→後悔
このように胎内でもたくさんの感情を生み出すことができた
産まれる直前には新しい感情が芽生えなくなっていた
この環境に慣れてしまっていたからだろう
だからすべての感情を手に入れたと思っていた
実際はちがっていた

133:病弱名無しさん
22/07/22 16:47:14.12 5bLWEqX80.net
言葉は所詮後付けだ
感情や感覚、ものや動きなどにあとからつけたものばかりだ
お腹の中の行ってはいけない方向に吸い込まれる感覚はどんな言葉で表現したらいいのだろう
伝えられない感情や感覚も多くある
それは大人になった今でも変わらない

134:病弱名無しさん
22/07/22 17:02:55.14 5bLWEqX80.net
産まれてきて自分とは違う人に出会った
世界は想像していたものより遥かに広く複雑で壮大だった
これだけでも全く新しい感情であり感覚だ
産まれてきてからも多くの感情を手に入れた
例えば
むかつく、好き嫌い、嫉妬、要求、肯定、否定、理解、感謝
他人がいて初めて感じた感情が多かった
美味しい、不味い、重い、軽い、高い、低い、早い、遅い、遠い、近い
世界が複雑だったからこそ生まれた感覚も多かった
まだまだ沸いてくる感情や感覚に驚いた
ぜんぜんすべてを手に入れていなかった
そう思った

135:病弱名無しさん
22/07/22 17:06:05.61 5bLWEqX80.net
言葉を理解していく中で驚いた
それらを表現する言葉が存在していた
言葉があるとわかったときにものに名前があると予想していた
まさか感情や感覚にまで名前があるとは考えていなかった
言葉が覚えることが途方もなく感じた

136:病弱名無しさん
22/07/22 17:14:19.68 5bLWEqX80.net
大人になった今一人でいる時に感じる感情や感覚は胎内にいた時と同じだと感じている
自分だけで完結するほとんどの感情や感覚は胎内にいる時に出来上がっていた
外の世界に出てから育った感情や感覚はそれ以外のことがほとんだ
痛さにもその度合いがあるように
喜びにもその度合いがあるように
感じたことのない大きな感情というものは今でもきっとこれからもまだまだあるのだと思う
もしかしたらまだ見つけられていない感情や感覚をこれから見つけるかもしれない

137:病弱名無しさん
22/07/22 17:17:20.21 5bLWEqX80.net
余談だが赤ちゃんのころは体が勝手に泣いていた
お腹がすいたり、寂しかったり、不安だったり、痛かったり、びっくりしたり
体が勝手に泣いていた
子供になって泣くことを我慢できるようになった
それと同時に体が勝手に泣くことが少なくなった
痛いときは小学生の時でも体が勝手に泣いていたが

138:病弱名無しさん
22/07/22 17:23:00.45 5bLWEqX80.net
幼稚園の年中のときの話だ
クラスメイトの男の子が転校することになってもうこの園には来ないということでお別れ会が開かれた
そのお別れ会の最後にその子が突然泣き出した
こけて痛いわけでもない、誰かに嫌なことをされたわけでもない
先生が「最後にみんなに一言言ってね」みたいなことを言った瞬間に泣き出した
俺はその理由がわからなかった
だからその子になんで泣いたか聞いてみた
「なんか悲しくなってきて」って言ってた
何を言っているのかよくわからなかった

139:病弱名無しさん
22/07/22 17:25:11.23 5bLWEqX80.net
これも幼稚園のころの思い出だ
年末にレコード大賞を見ていた
賞をとった歌手が泣いていた
それを見てなんで泣いているのかわからなかった
親にも聞いた
「嬉しいからやで」って言ってた
何を言っているのかわからなかった

140:病弱名無しさん
22/07/22 17:30:51.43 5bLWEqX80.net
大人になり痛くても辛くても俺は泣かなくなっていた
26才のとき父が亡くなった
父は癌だった
亡くなったとき悲しくて、辛くて
それとは別に闘病生活お疲れ様と思った
看病が終わりほっとした
父と過ごした時間を思い出して懐かしいと思った
これからが不安だった
母が心配だった
でも明日から俺は日常を頑張ろうと思った
これらが同時に押し寄せてきた
ごちゃ混ぜになって何が何だか分からなくなった
感情がコントロールできなくなった
体が勝手に泣いた

141:病弱名無しさん
22/07/22 17:42:47.47 5bLWEqX80.net
久々に感じた感覚だった
今までなせ泣いているのかを理解できない人たちをたくさん見てきた
悲しいから泣いているのではない
嬉しいからないているのではない
今までのいろいろな思い出や想いそれらが大波となって一気に押し寄せ複雑な感情を抑えきれなくなったときに人は泣くのだ
少し遅い気づきなのかもしれないが大人になってから生まれた新しい感情だった
幼いころを思い出す懐かしい感覚だった

142:病弱名無しさん
22/07/22 17:45:13.75 5bLWEqX80.net
さて次にどのように記憶を思い出したのかを詳しく書いていこうと思う
>>126
お待たせしました

143:病弱名無しさん
22/07/22 17:51:50 5bLWEqX80.net
始まりの記憶は俺が10才でお風呂に入っていたときだ
湯船のお湯に後頭部をつけた瞬間に赤ちゃんの俺が沐浴していた時のことを思い出した
この時のお湯の温度や後頭部をつけた感触が同じだったからだろうか
この記憶をもとにたくさんの記憶を思い出した
これらは前述したとおりだ
ところで
あなたは小学生の頃の記憶はあるだろうか?
またはあなたの一番古い記憶はなんだろうか?

144:病弱名無しさん
22/07/22 18:04:37 5bLWEqX80.net
普段そんなことは考えず生きている人がほとんでしょう
そこで小学生の頃の記憶は?と聞かれたときにぱっと出てきた記憶
それが自分でいう沐浴の記憶という感じだ
あなたはどうだろうか?
そのあと一つではなくたくさんの記憶を思い出したのではないだろうか?
それは1年生の時のことだろうか
3年生だろうかそれとも6年生だろうか
それらが混在していたかもしれない
記憶を思い出した流れとしてはこれらに似ていると思う

145:病弱名無しさん
22/07/22 18:07:43 5bLWEqX80.net
そこでひとつのテーマを決めてみよう
修学旅行のことを思い出してみてください
どこへ行きましたか?
何を食べましたか?
誰と一緒に居ましたか?
なにをしましたか?
何を見ましたか?
何を感じましたか?

146:病弱名無しさん
22/07/22 18:16:51 5bLWEqX80.net
するとどうだろう
さっきまで考えもしていなかった小学生の頃を思い出した
さらにずっと考えてもいなかった就学旅行を思い出した
就学旅行の時の詳細な記憶が出てきた
こんな感じではないだろうか
今思い浮かんだこと以外でも思い出せることは無いだろうか?
考えれば考えるほど時間をかけるほど思い出は増えていくでしょう
沐浴の記憶からたくさんの記憶が生まれたのはこれらに似ている

147:病弱名無しさん
22/07/22 18:23:26 5bLWEqX80.net
ただ違うのは小学生の時の記憶は時系列が比較的そろっているが胎内記憶や赤ちゃんの時には時間という概念がなく時系列がぐちゃぐちゃだということだ
一度に全部出てきたのではない今まで何年も何十年もかけて少しずつ思い出を増やしてきた
沐浴の記憶を思い出した日から何度も何度も思い出そうと努力してきた
こうして書いていても何か新しい記憶が思い出せる気がする

148:病弱名無しさん
22/07/22 18:30:08 5bLWEqX80.net
少し細かく覚えている範囲で思い出した経緯を書いてみようと思う
お湯に頭がつかる感覚を知っていると思ったその日のうちにゆっくりと誰かに抱えられ下に降りていき後頭部がお湯につかった時の記憶まで思い出した
その翌日くらいにお湯をかけられ耳をふさぐのに苦戦している手の感触を思い出した
その数日以内に父が両耳をふさいで顔にお湯をかけてきて泣いたことを思い出した
その後風呂では毎日、学校でも家でも時間があればその思い出のことを思い出していた
それ以外の記憶があるとはその時はまだ思っていなかった

149:病弱名無しさん
22/07/22 18:35:52 5bLWEqX80.net
この短い沐浴の記憶ですらはじめは時系列がぐちゃぐちゃでつながっているのかどうかもわからなかった
ゆっくり降りる感覚は後頭部をつけたときからあった
だが後頭部をお湯につけたことと関係がないので意識の外側にいってしまっていた
それとは別に誰かに抱えられている感覚もお湯をつけた時からあった
なんなら抱えられてる感覚と首とおしりを支えられている感覚は別々に存在していた
何度も後頭部を湯船につけながら考えているうちに繋がった
後頭部をつけたときのぞわぞわーってした感覚もゆっくり降りる感覚も誰かに抱えられている感覚も

150:病弱名無しさん
22/07/22 18:41:05 5bLWEqX80.net
何と言うか思い出したというより繋がったという感覚に近い
それらすべては知っていたことなのだ
もともと脳の中にあるがそれが何なのかわからないので考えたこともなかった感じだ
小学生の記憶はそれが小学生の時の記憶だと認識できるから記憶なのだ
わからなければ脳の中にあるが考えることもない
それが忘れるということなのかもしれない

151:病弱名無しさん
22/07/22 18:51:26.59 5bLWEqX80.net
毎日のように沐浴の記憶を思い出していた
たくさんの時系列のわからない感覚のようなふわふわとしたものが浮かんでは消えてを繰り返す
それらが記憶だということはもうわかっていた
だが何かがわからない
バラバラすぎて繋がらない
そんな中次に繋がったのがお湯を飲まされた話だ
お風呂つながりで思い出しやすかったのだろう

152:病弱名無しさん
22/07/22 18:58:03.53 5bLWEqX80.net
その次に繋がったのが離乳食の話だ
お湯を飲まされたときの絶望的な空腹感が離乳食の時の空腹感と繋がった
これらは沐浴の記憶から一か月くらいで思い出した
このくらいから特に脈絡がないような記憶がいくつか出てくるようになった
だが脈絡がなさすぎてうまく繋げることがほとんどできなかった
ただ記憶の量はどんどん増えていった

153:病弱名無しさん
22/07/22 19:00:50.41 5bLWEqX80.net
記憶が増えていく中でいくつか繋がった記憶があった
その一つが言葉を覚える前の記憶だ
今まで繋がらなかったのは恐らく期間も長く情報量が多すぎたためだと思う
ひとつやふたつの記憶では繋がらなかったがたくさんのことを思い出したことによりようやく繋がった
この頃で5年生か6年生になっていた

154:病弱名無しさん
22/07/22 19:08:12.94 5bLWEqX80.net
記憶をどんな感じで思い出したのかの参考になる話をひとつ
小学6年生の頃この記憶が本当に正確なのか母に聞いてみることにした
因みに我が家はフレンドリーな家族ではない
わかる人にしかわからないかもしれないがこのような内容のことは話しづらいことだ
今でも母にも姉にも記憶の話はできていない
そんな関係性の家族だ
その時一度だけ母に尋ねたことは自分は初めて話は言葉は?
何歳から話し始めた?
ということと幼い頃俺は母のことを何て呼んでいたか?だ

155:病弱名無しさん
22/07/22 19:10:49.69 5bLWEqX80.net
この時は言葉を理解して話すまでの記憶がすべて繋がっていると思っていた
実際はそうではなかった
そのことは後に書くことにする

156:病弱名無しさん
22/07/22 19:21:44.59 5bLWEqX80.net
まずはその時の母の反応と俺の記憶の話だ
俺の記憶の中では俺が初めに話した言葉は「おかあさーん」だ
そしてそのあと母は「はーい」と隣の部屋から駆け寄ってきてひとりごとのように俺に話しかけていた
俺は「喉乾いた」と言った
すると母は冷蔵庫の前に行ったのでそのあとを俺はついていった
母は「お茶でいい?」と言った
俺はうなずいた
これが俺の初めてしゃべった記憶だった
これしか小学6年生のころの自分には記憶がなかった
これですべてだと思っていた
だから初めてしゃべった言葉は「おかあさん」のはずだった
幼いころ母のことを「おかあさん」と呼んでいたはずだった
初めてしゃべるようになったのはいつからか気になっていた
たぶん2,3才のころのはずだった

157:病弱名無しさん
22/07/22 19:29:50 5bLWEqX80.net
俺が初めて話した言葉を聞くと母は「しらん、覚えてへん」と言っていた
そんなばかな
しつこく聞いた
「ブーブーとかマンマとかちゃう?」とありきたりな言葉を並べただけだった
次に何歳から話出したのかを聞いた
「1才くらいちゃう?」「あんたはしゃべるの早かった」そんなことを言っていた
俺の記憶とずれていた
最後に「俺はママって呼んだことないよな?」って聞いた
母は「小さいときはママって呼んでたで」と言ってきた
俺の記憶と違った

158:病弱名無しさん
22/07/22 19:32:49 5bLWEqX80.net
絶対に記憶のはずなのに
きちんと繋がったのに
なぜ違うのかわからなかった
すべての記憶が間違っているかもしれないとも思った
だがその後も時間があれば記憶の時系列が繋がらないかを探っていった
その時々にいつの記憶かはわからないあたらしい記憶が増えることもあった

159:病弱名無しさん
22/07/22 19:40:00 5bLWEqX80.net
22才のとき自分にも子供ができた
嫁の妊娠がわかったときから本格的に記憶のことを考え始めた
言葉の記憶が繋がったのはこの頃かもしれない
この時たくさんの記憶が繋がった
時系列の繋がらない記憶の量も子供の時よりだいぶ増えていた
それらを子育てしながら答え合わせしようと思っていた
子育てしてもらった記憶をたよりに俺も子育てを頑張ろうと思った

160:病弱名無しさん
22/07/22 19:45:28 5bLWEqX80.net
赤ちゃんの頃の記憶がない人が多いのは知っていた
自分もかつてはそうだった
だが育児書には赤ちゃんのことがたくさん書いてあった
自分の知っていることも書いてあった
だが間違っていることも書いてあった
自分は覚えていないことも書いてあった
赤ちゃんの記憶がある人がいてそういう人が本を書いているのだと思った
たまに偽物がいてるから間違ったことをかいているのだと思った
それを嫁に否定された
大人になった今でもインターネットの中でも自分より記憶のある人に出会ったことはない

161:病弱名無しさん
22/07/22 19:52:54 5bLWEqX80.net
たくさんの記憶のほとんどが時系列がずっとわからなかった
こっちの方が古い気がする程度には予想がつくものもあった
歩いている記憶は新しい
座っていたり寝転がっていたりただご飯を食べている記憶は歩く前なのか後なのか
しゃべるのと歩くのはどっちが先なのだろうか
いつから歩いたりしゃべったりするのだろうか
そういったことを踏まえて時系列を揃えていった
別に書き記していたわけではなくただ頭の中で揃えていただけだった
それが良くなかった
その時は正確にわかっていたこともいまはいつの記憶か少し曖昧になってしまった

162:病弱名無しさん
22/07/22 19:57:25 5bLWEqX80.net
子育てしていく中で自分の記憶と重なることがいくつもあった
さすが我が子だと思った
時系列を合わせられる記憶はすべてではない
なにかきっかけがないと合わせられない
今もそういうのがいくつかあるのはわかるがどうしようもない
前述した沐浴の記憶は時系列を揃えやすかった
これは生まれて1週間から1か月以内だと考えられた
始まりの記憶がまさかこんなに古い記憶だということに驚いた
1才くらいの記憶だとずっと思っていた

163:病弱名無しさん
22/07/22 20:04:26.62 5bLWEqX80.net
父に高い高いをしてもらっている記憶があった
普段の父は高い高いを3回ほどして下ろしていた
おかわりしても大概はしてもらえなかった
その日は連続で10回は高い高いをしてきた
しかも空中に放り投げては受け取りまた放り投げられた
俺は楽しくて全力で笑った
空中で笑って息を吐き
受け止められるときに息を止めた
また空中で息を吐いて爆笑した
受け止められるときに息を止めた
何度目かで吐く息がなくなった
顔だけで爆笑していた
父は放り投げてきた
笑って息が吸えなくて笑いながら死ぬと思った
いつもならおかわりをしにいくところだが泣いて母のところに逃げた
父は不思議がっていた
喜んでくれると思ってたくさん遊んでくれたんだろう

164:病弱名無しさん
22/07/22 20:10:43.08 5bLWEqX80.net
我が子でこれと同じことがしたかった
いつの頃の記憶なのかヒントが欲しかった
まず生まれてすぐの時には首のすわりが甘く高い高いで放り投げるのは危険だった
首がすわるのは1か月くらいだった
放り投げれるのはもう少し後だったかもしれない
この辺り記憶が曖昧なのだが2才過ぎたあたりから重くなってしまい10回も連続で放り投げるのは至難の業だった
母のところには歩いて逃げた
歩けるのは1才過ぎてからだろう
だからこの記憶は1,2歳そのあたりのどこかだろう
みたいな感じで時系列を揃えていた

165:病弱名無しさん
22/07/22 20:14:03.01 5bLWEqX80.net
俺には息子と娘がいるのだが
息子は高い高いをすると爆笑をしていた
連続で放り投げると俺と同じく4回目くらいから顔だけで爆笑していた
それでも続けた
最後は泣いて嫁のところに逃げていった
記憶とおなじだった
娘は高い高いをすると怖いのか泣いて嫌がった
だから放り投げることはできなかった
赤ちゃんにも個性があるのだと思った

166:病弱名無しさん
22/07/22 20:21:32.39 5bLWEqX80.net
たくさんの記憶の時系列が揃った
いくつかは記憶の通りだった
子育てをしながら思い出した記憶もたくさんある
赤ちゃんは嘘つかないとか赤ちゃんはまだ何もわかってないとか勝手なことを言う人がいる
お腹の中からずっと一緒だ
同じ人間だと思っている
話せないだけだ
伝えられないだけだ
なんなら犬でも猫でも魚でも鳥でも同じだ
大嫌いだが虫だってそうだ
同じ心で生きている
感じ方や考え方、考えられる時間や力が違うのだろうと思っている
それが生き物の個性になるのだ

167:病弱名無しさん
22/07/22 20:26:28.20 5bLWEqX80.net
そうして子育てしながらたくさんの記憶が繋がった
時系列も揃った
しかしまだまだなんの記憶かわからない記憶がいくつもあった
それはどうしようもないと思っていた
記憶があるということをいろんな人に話した
するとよく胎内記憶はないのかと聞かれた
一番古い記憶は沐浴の記憶だと思っていた
だから胎内記憶はないと答えていた

168:病弱名無しさん
22/07/22 20:32:02.19 5bLWEqX80.net
25才くらいのときだろうか
またひとつ繋がった
沐浴の後にお湯を飲まされているときの記憶だ
これは前から繋がっていたが新しいことに気づいた
お湯を飲まされて腹がいっぱいになりすぎて母乳がしばらく飲めず絶望の空腹の時間を過ごした記憶だ
この記憶の中にヒントがあった
絶望の空腹の中で魂で泣いた
久々に魂で泣いた
久々?
前はいつ?
そういえば魂で泣いている記憶がいくつかある
そんな感じから始まった

169:病弱名無しさん
22/07/22 20:35:13.26 5bLWEqX80.net
魂で泣いている記憶をいくつか集めてみた
そしたらいろいろ繋がった
産まれてすぐの絶望の空腹感
それが何度も何度も繰り返されていたこと
少し慣れてきたころに母が母乳をすぐにくれなくて絶望の空腹感で魂て泣いたこと
これらを思い出した
というか繋がった
驚いた
沐浴よりも古い記憶だった

170:病弱名無しさん
22/07/22 20:41:43.70 5bLWEqX80.net
今まで時系列が揃えられなかった記憶はもしかしたら沐浴よりも古い記憶の可能性があると気づいた
そこから沐浴よりも古い生まれた直後の記憶がどんどん繋がっていった
その中に初めての絶望の空腹感の少し前
この新しい世界でどうやって生き延びようかを考えていたことを思い出した
それが絶望の空腹感で遮断されたことを思い出した
新しい世界ってなんだ?
産まれた直後は前の世界のことを覚えていたことを思い出した
前の世界ってなんだ?
お腹の中のことか?

171:病弱名無しさん
22/07/22 20:50:26.14 5bLWEqX80.net
ここへ来てもまだ繋がってない記憶はたくさんあった
だからお腹の中ということもあり得ると思って記憶をつなげるようにした
絶望の空腹感の中せっかく新しい世界に来たのに何もできず終わってしまうと思った
前の世界でも終わってしまうという絶望があったことを思い出した
産まれる直前の圧迫感
苦しく辛く不安で恐怖を感じた
その圧迫感の恐怖からその少し前の壁が迫ってくる感覚を思い出した
壁の恐怖を成長した自分の力で克服したことも思い出した
成長した自分が考えていたことも
その前に思っていたことも
たくさんたくさん繋がった
今では動けるようになったころから記憶が繋がっている
今日まで書いていて思ったのは考えられるようになったころからかもしれない

172:病弱名無しさん
22/07/22 20:55:15.83 5bLWEqX80.net
動けるようになる前も少しだけだけど考えることができていたわけだから
動けるかもしれないと考えていたのだから
一番古い記憶は考えることができるようになったころだ
しかしそれはいったいいつなのだろうか
妊娠何か月なんだろう

173:病弱名無しさん
22/07/22 21:04:02.14 5bLWEqX80.net
とまあこんな感じで記憶は沐浴の記憶を起点に前にも後ろにも広がっていったということでした
胎内記憶に気づくのにはかなりの時間がかかりました
今でも時系列のわからない記憶らしきものはあるので今後も増えていく可能性はあります
誰もが通ったはずなので知っているはずです
しかし繋がっていない
俺の場合は沐浴の記憶というかなり古い記憶に偶然アクセスできたのがもとでここまで思い出せましたが誰にでも思い出す可能性はあるのだと思います
修学旅行の記憶を事細かく思い出すように一番古い記憶を起点に広げることができるかもしれません

174:病弱名無しさん
22/07/22 21:06:12.27 5bLWEqX80.net
うまくまとめられなかった気がしますが以上です
それとさっき気づいたけど
後で書くと言っていた俺の記憶と母の言っていることが合わなかった話のこと書くの忘れてた
興味がある人がいたらまた詳しく書きます
そんなに面白くはないかも
ではー

175:病弱名無しさん
22/07/23 23:11:00 9z9JFv2v0.net
3歳以前の記憶思い出そうとしても思い出せんわ

176:病弱名無しさん
22/07/24 00:07:50.41 SUlqL/FJ0.net
>>174
乙です。どうもありがとう。記憶違いの件についても良ければ書いて
読んでて最初に発する言葉が「おかあさん」はさすがにないだろって思ったんだよね

177:病弱名無しさん
22/07/27 17:26:56.65 1M4+Y/Dn0.net
少しですが書き忘れてたとこ書いていきます
小学6年生の自分の記憶と母の記憶は違っていた
この理由はここまで読んでくれた人にはすぐにわかるとは思うがこうだ
この時点ではまだ記憶は少ししか思い出せていなかった
その後大人になり子育てをする中でたくさんの記憶が蘇ってきた
だから今は記憶が違っていた理由はわかる

178:病弱名無しさん
22/07/27 17:52:44.13 1M4+Y/Dn0.net
本編で前述したように最終的に言葉の記憶はそれだけではなかった
6年生の時に初めてしゃべったと思っていた記憶は今の記憶の中では初めて赤ちゃん言葉を卒業した日の記憶だった
母の記憶も自分の記憶も恐らく間違いはないと思われる
今では言葉を覚える前の記憶も、物の名前や自分の名前を覚えた記憶も、発音を覚えた記憶も、発音を練習した記憶も、言葉に果てしなさを感じた記憶もたくさんある
そして初めて赤ちゃん言葉を卒業しようと思ったその日の記憶もだ

179:病弱名無しさん
22/07/27 17:59:08.56 1M4+Y/Dn0.net
赤ちゃん言葉を卒業しようとした日俺は初めて「お母さん」と呼んだ
それが小学6年生の時初めてしゃべったと感じた理由だ
それまでは父や母が「お父さん」「お母さん」と教えてくれているときだけまねして言っていた
母が「お母さん」に対して全くリアクションがなかったのはきっとすでに何度も言っていると思っていたのだろう
「喉乾いた」は結構頑張ったと思ったがこれも文章が短すぎたのかリアクションをとるほどではなかったのだろう
幼い俺にとってはがんばったんだが

180:病弱名無しさん
22/07/27 18:06:03.39 1M4+Y/Dn0.net
赤ちゃん言葉を卒業した日以前までも簡単な単語は言っていたし大人たちの練習のような意味のわからない単語をまねしたりしていた
でもところどころ発音が完ぺきではない感じの赤ちゃん言葉だった
長い文章のような言葉を話すことはなかったし相手の言葉を理解しているような態度は見せないようにしていた
でも母はある程度話してるし理解していると思っていたのだろうと今は想像できる
こうした理由で6年生のときの俺は幼い時の記憶をうまく聞き出せなかったということだ

181:病弱名無しさん
22/07/27 18:10:54.05 1M4+Y/Dn0.net
この話はただ書こうと思っていたが書き忘れて進んでしまっただけで大した話ではない
ただ記憶は徐々に思い出されていったということを言いたかった
その具体例として6年生の時の記憶はまだこの程度だったと言いたかっただけだ
ふわふわとしたいつの記憶なのかわからない記憶の時系列を揃えられたのは子供が生まれた後の方が多いくらいだ

182:病弱名無しさん
22/07/27 18:15:46.47 1M4+Y/Dn0.net
ほとんどの人は記憶は失っていくと思っているだろう
だから3才の頃に胎内記憶を聞けとどの本にも書いてある
だが実際は蘇ってくる記憶もあるということだ
学者も医者もその辺の大人もこの辺りの理屈が通じない
だから信じてもらえない
この話を読んでくれた人はどうだろうか?
信じてもらえただろうか?
まったく役に立たない話だったかもしれないが読んでくれてありがとう!

183:病弱名無しさん
22/07/28 11:21:10.81 pL+ZmEjr0.net
ありがとう面白かったわ

184:病弱名無しさん
22/07/28 12:24:24.60 LAMi5SEq0.net
生まれてから漢字覚えれてなくてワロタ

185:病弱名無しさん
22/07/29 21:56:45.07 jzdbA9wq0.net
糖質板行く方がいいんでない?

186:病弱名無しさん
22/07/31 16:02:49.61 1a91qQtf0.net
>>182
ありがとうございます
>>130->>134

意識・感覚・感情の獲得の過程、すごく勉強になりました

187:病弱名無しさん
22/08/01 08:34:45 vSy0BhZr0.net
胎内記憶って仏教カルトが布教してるヤツやんけ
霊感商法と変わらんからきいつけや

188:病弱名無しさん
22/08/01 13:23:54.65 EQEcXpFm0.net
いちいち読んで感想書いてる人 程々にね
本人が勘違いするし
できれば放置で

189:病弱名無しさん
22/08/02 10:28:08.38 2uW9Njl40.net
>>187
なにかあったの?騙されたの?
これはただの俺の思い出話やから宗教とか霊感商法はぜんぜん関係ないで
むしろ文章中で否定してるくらいやで
そんなにビビらなくても怖がらなくてもええんやでw

190:病弱名無しさん
22/08/02 10:35:10 2uW9Njl40.net
>>188
あんた誰?
勘違いな人おるから言うとくけど俺は読んでくれたら嬉しいしコメントくれたら嬉しいで
もしかして知られたらまずいことでも書いてしまったんかな俺?
でもこの人は読んでないからわからんか


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