18/10/31 13:58:31.28 oKhtHhW60.net
内科医Mのブログ
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最近は、DPP4阻害薬使用中、HbA1cが低めなのに眼底出血する症例が話題になっています。
高インスリン血症による臓器障害の可能性があります。
なぜ眼底出血するのでしょうか?一般的な眼科では「血管が詰まるため新しい血管(新生血管)
が生えて、そこから出血する」と説明されます。つまり糖尿病で血管が詰まるのが原因、という説明です。
糖尿病以外にも網膜の血管が詰まる病気はいくつもあります。しかし、この「新生血管」という
「出血しやすい異常な血管」が特徴的に生えてくる病気は糖尿病だけです。
違いはどこにあるのでしょうか?またインスリン・オフ療法に治療を切り替えると眼底出血はほとんど起きません。
糖尿病性網膜症自体も改善してきます。血糖値が高くても、インスリン・オフ療法では眼底の状態が改善してきます。
インスリン・オフ療法
これは「血管が詰まる」から「眼底出血する」では説明できません。違いは「インスリン」です。
インスリンには細胞を増やす作用があります。