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〔澱粉科学(Denpun Kagaku)第38巻 第1号P.51~54(1991)〕
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Cummingsら7~9,36,37)は回腸造瘻の実験結果と事故死後,4時間以内の死体解剖による大腸内容物および血中成分の分析結果,
ならびに澱粉や食物繊維の糞便培養による短鎖脂肪酸short chain fatty acids,SCFA)生成の結果などより,ヒトで小腸を通り抜け大腸に達する全炭水化物の量を推定している.
これによると,平均的食事を摂取している英国人の場合,1日約30g(範囲 10~60g)の炭水化物が大腸に入り,その内訳は
"RS" 8~40g, NSP8~18g, 糖と糖アルコール2~10g, オリゴ糖2~8g,キチンとアミノ糖1~2g,という.その他,食餌性蛋白質3~9g,膵臓酵素類と消化管分泌物4~6g, 粘液2~3gも大腸に入る.