【嘔吐・下痢】ウイルス性胃腸炎/食中毒 Part20【ノロ・ロタ】at BODY
【嘔吐・下痢】ウイルス性胃腸炎/食中毒 Part20【ノロ・ロタ】 - 暇つぶし2ch3:病弱名無しさん
17/07/27 16:53:02.19 jkAMEePE0.net
>>2
・ほとんどの食中毒で下痢と腹痛は必発する。ただし、肝炎、チフス、リステリア、ボツリヌスでは下痢がみられないことも多い。
・コレラとロタでは「真っ白い水様下痢便」が大量に出ることがあり、しばしば深刻な脱水症状に襲われる。
・細菌性食中毒では(ウイルス性胃腸炎に比べて)腹痛が強く、血便がしばしばみられる。
特にO157や赤痢では非常に激しい腹痛を伴い、「血液そのもののような真っ赤な水」が肛門から流れ出ることもある。
逆にウイルス性胃腸炎では腹痛はそれほど強くなく、血便はほぼ見られない(合併症を除く)。
・大腸菌O157はベロ毒素という猛毒を産生するため、溶血性尿毒症症候群(HUS)という重い合併症を起こすことがある。
急性腎不全、血小板減少、溶血性貧血が起こる。最悪の場合、脳症を併発して死亡することもある。
ちなみにベロ毒素は元々は赤痢菌が産生していた毒素である。また、大腸菌と赤痢菌は生物学的に近縁である。
・先述の通り、O157や赤痢では激しい腹痛と出血性の下痢が起こる。逆に嘔吐と発熱は比較的軽いことが多い。
・細菌性食中毒では下痢止めを飲んではいけない。特にO157の場合、下痢止めを飲むと毒素が体外に排出されなくなり、重篤になることもある。
・ノロ、ロタ、コレラ、ブドウ球菌は激しい嘔吐を伴う。窒息、誤嚥に注意しよう。
・ロタ、肝炎、サルモネラ、チフス、リステリアではしばしば40度近い高熱を伴う。
特にチフスは下痢があまりみられないため、高熱が一番重要な症状になることも多く、インフルエンザやマラリアなどと誤診されることも多い。
・腸チフスは菌が腸から血中に侵入するため、抗生物質で除菌しないと敗血症を起こして死亡することもある。
・乳幼児やエイズ患者、糖尿病患者がリステリアに感染すると敗血症を起こして重症化しやすい。また、妊婦のリステリア症は流産の原因になる。
・ボツリヌス食中毒では下痢や発熱はほとんど見られないが、物が二重に見えたり、歩けなくなるなど、致命的な神経症状に襲われる。
なお、ボツリヌス毒素は細菌が産生する毒素としては地上最強クラスの猛毒である(破傷風菌の毒素に匹敵)。


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