17/01/25 22:30:47.03 AlkjxIst0.net
>>397 >>398 >>399 に書いてあることの誤りは、焦点が複数、たとえば二つある場合、
>「ボケがない焦点の合った像が見えている」ということは「1つの焦点に集まった光だけ
>を見ている」という事
と考えている点にある。
愚かにも「分割された後の光量だけを「見て」いる」と考えていることが誤解の源だ。
まず第一に、焦点の合った像というのは、その中に焦点のヤマ(ピーク)の部分があると
いうことにすぎない。見えるもの全部にピントがあっているわけではないのだ。
例えばレンズの遠方用の部分を通過した光だからといって、すべてその焦点距離で
合焦した像が結ばれるわけではない。
その中にボケボケの部分も合焦点に近い部分も勿論ある。
これはカメラのピント合わせを考えれば分かるだろう。
目の前に立っている人物の顔にピントを合わせて写真を撮る。
写真を見るとちゃんとピントは顔に合っている。しかし、その後ろの建物とか、さらに
向こうの鉄塔とかにはピントは合っていないはずだ。
もしピントを合わせるということがこのアホの言うように「1つの焦点に集まった光だけを
写す」ということだったら、ピントの合っている部分以外は何も写らないだろう。
第二に、二焦点レンズの場合、遠方を見て遠方にピントがあっているからといって、
近方用のレンズを通った光が遮断されているわけではない。
そこを通った光も網膜に届き像を結んでいる。
ただその結んだ象のピントが合っていないだけだ。
つまり、遠くを見ている場合で一定の場所にピントがあっている場合でも、遠方用の
レンズ部分から入って来た光も近方用のレンズ部分から入ってきた光も両方網膜に
届いている。
だから光量が半分になるなどということはありえない。
レンズのうちの二つの焦点部分の面積比で光量が決まるなどというのは、まさに
噴飯ものの議論である。