24/06/25 09:05:23.22 jifeMuxE0.net
一般的に言われている「遅い球より速い球の方が打った時に飛ぶ」と言った事や「回転の多い球の方が飛ぶ」と言われている事についての疑問でしょうか?
その事に関してでしたら答えはどちらも「NO」です。
まず、速度に関してですがボールがバットに当たるまで持っていた推進力はバットとの衝突の段階で衝撃や変形を含めた喪失によってそのほとんどが失われてしまいます。
解り易く言うと硬式ボールの様な硬い物を150㎞で壁に当てても、ボールは100㎞で帰ってくることは有りませんよね。壁で無く固定したバットに150㎞のボールと100㎞のボールをぶつけた時の跳ね返りかたを想像すれば判ると思います。これはボールや衝突物の硬度や質量によっても変わってきますが(ゴルフボールやスーパーボールの場合)野球のボールをバットにぶつけた場合(ミートした場合)は、殆ど跳ね返ってきません。
ボールが飛んでいくのはスイングから受ける運動エネルギーの量に寄るところが、大部分を占める要因です。
つまり飛距離とはスイングスピードと質量の問題であり、質量よりスイングスピードの方が飛距離に対する影響力は大きいです。
次に「回転数」ですが、これは「多ければ良い」という物では有りません。
上にある様に多ければ浮力は増しますが、ボールがバットから受けるエネルギーは一定量なので回転や浮力に使いすぎると推進力が失われます。ゴルフのフライヤーが極端な例ですが野球のボールの場合は人間の力で「浮き上がる」というまでは行きません。むしろ回転が多いい打球といのは、そもそもが芯でとらえきっていないという事の方が問題です。