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「右の大砲」候補はともにサッパリ オープン戦３連敗の岡田阪神が渇望する若虎の躍動 「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記 2/27
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■井上＆野口に課題
春季キャンプの中盤、井上や野口はフリー打撃で柵越えをポンポンと打ち込んでいました。スポーツ紙的には非常に〝おいしい〟現象で、若虎たちの躍動を伝えていましたが、ある球団関係者はこんな話をしていました。
「井上はフリー打撃ではいいが、実戦に入ると投手の投球に対してタイミングがズレている。遅れたり、泳いだり。どの球種に対してもタイミングが取れていない。野口は打てるポイントが狭い。ワンポイントしか打つゾーンがない。一線級の主力投手が出てきて緩急をつけられたら、たぶん対応できないだろうね。岡田監督も当然、把握している。それを今後の実戦でどのように覆してくれるか、だ」
春季キャンプも終盤に入った段階で、井上や野口のバットは湿りはじめて、対外試合ではサッパリ…。危惧はその通りの現象となって表れたのです。
阪神紅白・練習・教育・オープン戦成績
野口 .111(45-5)
井上 .184(38-7)