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「産まなきゃよかった…」
2018年2月、髙橋さんは弁護士事務所で初めて投稿者と面会した。
「彼は両親と一緒に弁護士事務所にやってきました。当時、私は比叡山ですでに修行を終えたので、法衣の格好で現れた私に、彼は驚いていました」
なぜ、こんなことをしたのか。問い詰める時間は3時間にわたった。蓄積した呪いのような3年分の思いを解消するには、それだけの時間でも足りなかった。
「ネットのニュースを見て、みんながいろんなことを言っていて、自分も意見を言わないといけないと思いました。この女を裁いてやろうと思いました」
身勝手な動機を口にする男性に、髙橋さんは語気を強めて迫る。「彼の中傷のコピーを渡して、両親の前で朗読させました。読まないかもしれないと思いましたが、私やご両親の前で読みました。
同席した母親は産まなきゃよかったと泣いていたし、父親はこいつは精神がおかしいんだと言うばかり。私にはただのお涙頂戴にしか思えず、何も響きませんでした」