07/01/02 15:06:37
話せば長くなるのですが、小3と小4の時にクラスにちょっと顔立ちが
華やかな子がいました。Mという名前です。母親は美容院を営み、父親
は地場企業に勤めていて、妹と祖母を加えた4人暮らしでした。僕の家
からは歩いて10分以内のところに住んでいました。
彼女は目だって勉強ができる方ではありませんでしたが、正義感が強く、
隣のクラスで虐めがあったのですが、虐められている男子をかばって、
虐めている男子3人にビンタするような女性でした。
彼女とは中学校で再び同じクラスになりました。今にして思えば、その
頃にはほかの女子に比べると色気があって、セクシーな雰囲気を既に漂
わせていました。
僕とは小4の頃から仲がよかったので、同じ班になり、彼女が僕の前に
座っていたのですが、衣替えがあったその日に彼女の背中から透けて見
えるブラのラインにはドキドキしたものです。
ですが、彼女はスリムで胸が大きいようには見えませんでした。水泳の
授業でも彼女の胸は全然目立たないので、僕は気安く「M、おまえのブ
ラジャーは何のためにあるんだ?」とからかい、彼女は彼女で「うるせ
ぇ!」と怒鳴り返し、僕にビンタしたりしていました。
中2になる時にクラス替えがあり、彼女とは別のクラスになりましたが、
通学経路が一緒なので、カップルでもないのに僕とMはよく一緒に通学
していました。たまたま僕が遅刻しそうな時間に家を出たら、途中でM
が待っていて「おい、遅れるぞ、走れ!」と大声で叫び、ご近所の笑い
を誘ったりしていました。
僕とMは男女というよりは男同士のようなつきあいで、僕も平気で彼女
の尻を叩いたり、彼女は彼女で僕の股間に蹴りを入れてくるような間柄
でした。
僕の父は早くから彼女を「Mちゃんは美人だ」と言っており、僕もそれ
は認めていましたが、彼女には照れくさくてそんなことは言えません。
そんなことを言うと今の付き合いが一変しそうなことも感じていたよう
に思います。
問題は彼女の家庭、特に母親と祖母にありました。熱心なS価学会信者
でした。彼女に「勉強を教えろ」と強引に彼女の部屋に連れ込まれたと
きもお題目を唱える声が響いていて、彼女も「勘弁して欲しいわ」と言
っていたのですが、僕の両親は大のS価学会嫌いで、彼女の母親から以
前に「S教新聞」の購読を頼まれた時に喧嘩になっており、子供同士は
仲がよいのに親同士はうまくいっていないという付き合い方でした。
当時の彼女の成績は中の中から上の間くらいで、僕はトップクラスでし
たから、志望校も異なり、中学校を卒業したら接点が少なくなりそうで
した。彼女が進もうとしている高校は朝8時まで寝ていても遅刻しない
場所にあったのですが、僕の志望校は6時台に家を出ないといけない場
所にあり、通学で顔を合わせることもなくなるからです。
それでも当時の僕は彼女との「別れ」を惜しいとは全く思いませんでし
た。彼女は英語が比較的苦手で、僕は得意ということもあって、僕は時
々請われるままに彼女の部屋で英語を教えたりしたけれど、彼女のベッ
ドが目の前にあってもヘンな気持ちにはなりませんでした。<つづく>