14/04/07 00:40:42.67
悪い人たちにとって「捏造」は最終手段に過ぎない。
捏造をするリスクや手間を考えれば、論文を出しそうな若手を助けるフリをして、
投稿費や出張費なんかを負担してやるだけで共著論文をゲットする方が手っ取り早い。
いわゆる「ギフトオーサー」だ。これには贈収賄のような規制がない。
科学の世界では複数の著者名がずらりと並ぶので、佐村河内氏と新垣氏のような争いは起こりにくい。
しかし、論文に全く貢献していない人もドサクサに紛れて名前を入れたりできるので、
論文業績は水増しし放題。
そういうペテン師が1億円の研究費をテキトーなウマい話で取ってきて、
3~30万円ほどの投稿費・出張費を若手にわけてやるだけで感謝される。
もちろん小銭をわけてやる若手は、コツコツ研究して論文成果をもうすぐだしそうな奴。
マイナー大出身で学閥から守られてない奴が特に良い。
いちおう自分のラボでも研究しているフリをしないといけないので、
雑用係のポスドクを廉価で採用し、1億円の責任を全部そいつに押し付ける。
しかし、雑用係には論文は書かせない。なぜなら直属の部下が成果を挙げると下剋上が起きるから。
学閥政治の植民地に実力主義を持ち込んだとして煙たがられるのも良くない。
書かせるとすれば、プロジェクト任期切れで追い出した後だ。
研究費は自分のポケットには入れづらいが、出張旅行費として使ったり、
間接経費をチラつかせて良いポストにのし上がったりするのに使える。