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2017.8.12 12:03
★零戦の復元機 資金難で身動き取れず 「生まれ故郷の日本に残したい」資金協力を呼びかけ
第二次大戦中の日本海軍の主力戦闘機で、日本人が所有する唯一の
零式戦闘機(零戦)の復元機が、神戸市内の格納庫で行き場を失っている。
資金不足で移動できず、受け入れ先も見つからないためだ。
所有者で、ニュージーランドを拠点にビジネスを展開する石塚政秀さん(56)は
「零戦は戦争の悲惨さとともに、平和の意義を伝えてくれる。国内にとどめ、
多くの日本人にそれらを知ってもらいたい」として、資金援助を呼びかけている。
零戦は昭和50年ごろ、南太平洋のパプアニューギニア・ラバウルで主翼と胴体が
分断された状態で見つかり、残された設計図をもとに復元された。
世界には同機を含め、飛行可能な零戦は4機しかないという。
石塚さんは「零戦が飛行する姿を多くの日本人に見てほしい」として平成22年に
復元機を3億5千万円で購入。昨年1月には、海上自衛隊鹿屋航空基地
(鹿児島県鹿屋市)から約70年ぶりに日本の空を飛んだ。
登録先は米国だが、日本国内での受け入れ先を探している。
URLリンク(www.sankei.com)
今回は6月3~4日に千葉市で開催された航空レースでデモンストレーション飛行
するために来日。デモ飛行後は神戸空港(神戸市中央区)に隣接するパイロット
養成学校の格納庫で一時保管されていた。国内の空港を転戦し、デモ飛行を
行う意向だったが費用が不足。維持費も年間約3千万円かかるため受け入れ先の
見通しも立っていない。
URLリンク(www.sankei.com)
「生まれ故郷の日本に零戦を残したい」と訴える所有者の石塚政秀さん=19日午後、神戸市中央区(中井芳野撮影)
URLリンク(www.sankei.com)