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★「拘束の際に抵抗する麻薬密輸人には発砲せよ」インドネシア大統領
2017年07月23日 19:46 発信地:ジャカルタ/インドネシア
【7月23日 AFP】インドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は、
同国の麻薬撲滅対策の一環として、麻薬密輸の容疑者が身柄拘束の
際に抵抗した場合は発砲するよう警察に命じた。
ジョコ大統領は21日、ある国内政党に向けた演説の中で、警察関係者に対
し「確固でありなさい。特にインドネシアに入国した外国の密輸人に対しては。
彼らが少しでも抵抗したら発砲しなさい」と呼び掛けた。
インドネシアの麻薬監視当局の記録によると、人口約2億5500万人の
同国には約600万人の麻薬常用者がおり、ジョコ大統領はこうした状況を
「麻薬の緊急事態」と呼んでいる。
だが、麻薬密輸容疑者への発砲を許可するジョコ大統領の発言は
「正式な手続きなしの発砲にお墨付きを与えるようなものだ」と
人権保護活動家らは異議を唱えている。
麻薬密輸に対して厳罰を科しているインドネシアでは、5グラム以上の
麻薬を所持していた場合、死刑が適用される。
URLリンク(www.afpbb.com)