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2017/07/08 07:02
★THAAD:民間人が警察車両まで検問、無法地帯と化した星州
慶尚北道星州郡韶成里村に入る2車線道路の半分は、テーブルや椅子、パラソルなどが占領している。
「協力してください。トラック・貨物をしっかり確認した後、通ってください!」と書いた垂れ幕も掲げてあった。
7月5日、記者が乗った自動車がこの道路を通過しようとすると、椅子に座っていた普段着姿の人が近寄ってきた。
彼は「車を止めて窓を開けろ」と手を振り、4-5秒ほど車の中をのぞいた後、「行ってもいい」と言った。
車を検問していたのは「平和と統一を開く人々」「THAAD配備阻止全国行動」など反米団体のメンバーと、
星州の一部住民だ。
■道路が2キロ封鎖されヘリで空輸
4月26日に達馬山へ高高度防衛ミサイル(THAAD)のランチャー2基やXバンドレーダーなどが搬入されると、
反対派の人々は、村を抜けて基地に向かう道路の上に無許可で簡易検問所を設置した。
韓国軍が燃料などTHAAD基地の運営に必要な物品を運ぶことができないよう、
実力行使に乗り出したのだった。今年5月、韓国軍当局はさびた車にガソリンや軽油などを積んで
配備地域に入ろうとしたが、検問に引っ掛かって運搬に失敗した。
私設検問所からTHAAD基地まではわずか2キロ。ほんの数人の民間人による制止に妨げられて、
韓国軍はこの短い距離を諦め、THAAD部隊の運用に必要な燃料や兵員の大部分をヘリで空輸している。
6月30日にはヘリが乱気流に遭遇し、漆谷郡の山林へ航空燃料のタンク1本(約1892リットル)を落とした。
山林に降り注いだ燃料を除去するため、韓国軍はおよそ100人の兵力を動員した。
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