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★妊婦の「梅毒」感染で初調査、5年間で赤ちゃん5人が死亡
患者の数が急増している性感染症の「梅毒」。妊娠中の女性の感染で、
過去5年間に赤ちゃん5人が死亡していたことが初めて明らかになりました。
「突然の知らせ」
「まさか梅毒陽性になるとは・・・」
今年2月に開設されたブログ。梅毒に感染した風俗店で働く30代の女性が綴ったものです。
「年始から口の中に固いシコリができました。耳鼻咽喉科や歯医者、インプラント歯科で
診察してもらったのですが、口内炎と言われたり歯肉炎と言われたりしました」
原因不明の異常は口の中だけでなく、肌には赤い発疹が出たため、今度は、皮膚科を受診しました。
診断は「アレルギー性の疾患」。処方された薬をいくら使っても症状は改善せず、
結局、2か月後に、5か所目の病院で行った血液検査で、「梅毒」とわかりました。
「たらい回しにされたのは仕方ないのかもしれないが、せめて患者が来る可能性のある科の
医者は梅毒の症状を知っていてほしい」(女性・取材に対し)
女性は治療を受け、4月に治ったということです。梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌に、
主に性的接触によって感染することで発症します。年間700人前後だった患者数は、
ここ数年急増し、去年は4500人を超えました。特に、若い世代では女性の患者が多く、
厚生労働省も予防啓発のキャラクターに「セーラームーン」を起用するなど、あの手この手を尽くしています。
この梅毒に関する深刻な実態が、日本産科婦人科学会の初めての調査で明らかになりました。
2015年までの5年間に、梅毒に感染していた妊婦152人を追跡調査した結果、
赤ちゃん21人が胎盤を通じて感染する「先天梅毒」になり、このうち5人が死亡したほか、
4人には後遺症が残っていたことがわかったのです。妊婦の4人に1人は、
梅毒の検査が行われる妊婦健診を適切に受けていませんでした。
URLリンク(news.tbs.co.jp)