17/06/01 14:15:15.05
★日本版GPS衛星「みちびき」 打ち上げに成功
6月1日 9時48分
日本版GPS衛星の「みちびき」を載せたH2Aロケットの34号機は、
1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、
2本の補助ロケットやロケットの1段目を切り離しながら上昇を続けました。
そして、打ち上げのおよそ29分後、午前9時46分ごろに、「みちびき」を予定どおり、
高度275キロ付近で切り離し、打ち上げは成功しました。
日本版GPS衛星の「みちびき」は、アメリカのGPSと同じように、スマートフォンなどの
携帯端末で位置情報を得られる衛星で、1つの機体が1日あたり8時間程度、
日本付近の上空にとどまる特殊な軌道を飛行します。
「みちびき」は、今回も含めて、ことし中に合わせて3機が打ち上げられる計画で、
7年前に試験的に打ち上げられた1機と合わせて4機体制が整えば、
常に1機以上が日本付近の上空を飛行するようになり、来年の春以降、
実用的に使えるようになります。
アメリカのGPS衛星が、誤差がおよそ10メートルあるのに対し、GPS衛星と
「みちびき」を組み合わせて利用すれば、誤差はわずか数センチ程度となり、
位置情報システムの性能を飛躍的に高めることになります。
このため産業界では、農業機械や建設機械の自動運転や、ドローンによる
自動での物資輸送、それに歩行者用のナビゲーションシステムなど、
社会や暮らしを変える新たな技術の開発につながると期待されています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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★日本版GPS 防衛利用 誤差6センチ 北の妨害電波防ぐ
2017.5.29 11:24
政府は日本版の衛星利用測位システム(GPS)の本格構築に向けた第一歩
となる準天頂衛星「みちびき」2号機を6月1日、種子島宇宙センター(鹿児島県)
で打ち上げる。緊迫した北朝鮮情勢が続く中、自衛隊の利用への妨害電波を防ぐ
高度なセキュリティー機能を搭載。本格運用時には米国のGPSに頼らなくても
任務を遂行でき、民間利用だけでなく安全保障上も重要な役割を担う。
みちびきは電波を使って地上の位置を計測する衛星。内閣府が今回の2号機を
含め年内に3基を打ち上げ、来年4月に米国のGPSとの併用で24時間運用を始める。
誤差約10メートルのGPSをはるかにしのぐ同6センチの高い位置精度が強みだ。
米国のGPSは民間のカーナビゲーションやスマートフォンなどのほか、自衛隊の
航空機や艦船でも利用されている。平成35年度にみちびきが7基体制になると、
GPSに頼らなくても部隊運用が可能だ。幹部は「独自のバックアップ態勢を組む
ことは歓迎すべきことだ」と話す。
URLリンク(www.sankei.com)
みちびきは幅広い民間利用が期待されているが、今回の2号機以降は高度に
暗号化した特殊な測位信号も発信する。敵国の妨害電波や偽の信号による
攪乱(かくらん)を防ぐことができ、内閣府は「技術的には安全保障上の利用にも
耐えうるレベルだ」と指摘する。
GPSは冷戦時代に米国が軍事目的で開発し、防衛省・自衛隊も部隊運用のほか
ミサイルの精密誘導など多くの場面で活用してきた。北朝鮮の弾道ミサイル対策として
議論が続く「敵基地攻撃能力」を保有した場合に攻撃手段の候補となる米国の
巡航ミサイル「トマホーク」もGPSを使って命中精度を上げている。
これに対抗するため北朝鮮は近年、韓国に向けてGPSの妨害電波を繰り返し発信。
航空機や船舶の運航に広範囲で障害を与えた。
URLリンク(www.sankei.com)
「みちびき2号機」打ち上げライブ中継は6月1日(木)8時50分から
URLリンク(fanfun.jaxa.jp)
みちびき2号機打ち上げライブ中継
URLリンク(m.youtube.com)