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★ベトナム初の地下鉄 日本企業が受注し工事始まる
5月26日 17時26分
日本企業が受注した、ベトナムで初めてとなる地下鉄の工事が最大の
都市ホーチミンで始まり、市のトップは「近代化に向けた重要な一歩で、
日本と緊密に協力していきたい」と期待を述べました。
ベトナムで初めてとなる地下鉄は、人口800万を超える最大の都市
ホーチミンの中心部と郊外のおよそ20キロを高架と地下トンネルで
つなぐもので、歴史的な建造物が多い中心部では景観を守りたい
とのベトナム側の意向もあり、地下に通すことになったということです。
26日、この地下部分のトンネル工事が始まり、日本とベトナムの関係者、
およそ150人が出席して記念式典が行われました。
この中で、ホーチミン市人民委員会のフォン委員長は「この地下鉄は
ホーチミン市の近代化に向けた重要な一歩となる。今後も日本と緊密に
協力して事業を進めていきたい」と期待を述べました。
トンネル工事には日本の最先端の機械が使われていて、清水建設の
河合信之所長は「せまい都市の間をくりぬく技術は日本で育った。
品質と安全をおろそかにせず、技術をベトナム人に移転しながら質の
高いインフラを実現したい」と話していました。
ベトナムでは経済発展に伴って都市部での交通渋滞が悪化し、
地下鉄を含めた都市鉄道の重要性が高まっていて、今回の地下鉄も
総事業費およそ2400億円のうち、これまでに1500億円余りの
円借款が認められ、2020年11月の開業を目指して工事が進められています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)