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★多文化、地域で輝く 川崎の小学校運動会
カナロコ by 神奈川新聞 5/21(日) 20:00配信
異なる文化が地域にある喜びを今年も高らかに奏でた。
20日、川崎市立さくら小学校(同市川崎区桜本)の運動会で朝鮮半島に伝わる農楽
「プンムルノリ」が披露された。20年以上続く演目で、日本人や在日コリアン、フィリピン、
南米など多様なルーツの子ども、障害のある子どもがつくる輪が、共生の街の在りようを描き出した。
さまざまな国籍やルーツ、属性を持つ児童が通う同校にあって、それぞれの民族、文化、
個性を大切にするというメッセージを学校教育として発信する機会として取り組まれてきた。
地域の多文化交流施設、市ふれあい館の在日コリアンの職員らが先生役になり毎年、
有志の子どもたちだけでなく、管理職を含む教職員も練習から参加。今年は卒業生も
加わり、過去最大規模の約190人がチャンゴやソゴといった民族楽器を打ち鳴らし、舞った。
バングラデシュ人の父とフィリピン人の母を持つ1年生の児童は「韓国の太鼓と聞いて
面白そうだなと思った。来年は大きな太鼓をたたいてみたい」と笑顔。4月に赴任し
初挑戦となった新垣由香里教諭(26)は「参加する子どもの多さに驚いた。
教職員自身が楽しみながら参加している姿に、その大切さと長年の取り組みの
尊さを感じた」と心地よさそうに汗を拭っていた。
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