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★築地市場、土壌中の気体からベンゼン 都が発表
2017/5/11 18:38
東京都は11日、築地市場で２～５日に実施した土壌調査の結果、
土壌に含まれる気体からベンゼンが検出されたと発表した。地表近くの気体成分の
簡易な分析結果のため、６月にも実態把握のための詳細な調査に入る。
築地の土壌汚染の可能性が高まり、小池百合子知事による豊洲市場への
移転の可否判断にも影響しそうだ。
東京都の築地市場の豊洲市場への移転問題が混迷を深めている。
小池百合子都知事はどういう判断を下すのか。これまでの経緯を振り返りつつ、
元東京都副知事で明治大学大学院の青山?（やすし）教授に解説してもらった。
調査は市場敷地内の111カ所で実施し、ベンゼンやヒ素、水銀、鉛など23種類の
有害物質の濃度を分析している。うち１カ所で、測定の限界値を上回るベンゼンが
検出された。築地は豊洲と同様に地面がコンクリートやアスファルトで覆われているため、
人の健康や生鮮食品への影響はないとみられる。
第１段階の地表近くの調査でベンゼンが出てきたことから、地下10メートルを掘削する
「ボーリング」と呼ぶ本格的な調査に移る。仮に汚染が確認されれば、調査や対策に
年単位で時間がかかる可能性もある。
築地市場の敷地内には、戦後に進駐軍のドライクリーニング工場や給油所、車両整備工場があった。
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)
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