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2017.5.10 22:37
★80代男性「出会い系サイトで金だまし取られた」 決済業者に1900万円賠償命令 東京地裁
出会い系サイトで金銭をだまし取られたとして、東京都内の80代の男性が、
振り込み先の口座を管理していた決済業者2社などに約1950万円の賠償を
求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。吉村真幸裁判長は
「決済業者もサイト運営者と共謀して詐欺行為を行っていた」として
ほぼ同額の賠償を命じた。
判決によると、男性は平成27年4月頃からサイトの利用を開始。
「理事長」を名乗る会員などから「メッセージの文字化けを解除するためには
ポイント購入が必要」などといわれ、2社が名義人となっている金融機関の
口座に計約1780万円を入金した。
サイト側は男性の入金後、「これにて正式に、完全愛人契約に関する
最終段階のお手続きに入りたいと思います」などとするメッセージを送っていた。
男性は当時、妻と2人暮らしだったが、資産のほぼ全てを失ったという。
男性はその後、高次脳機能障害と診断され、成年後見が開始された。
吉村裁判長はこのサイトについて「運営者に雇われたサクラが有料サービスを利用させる、
いわゆるサクラサイト」と認定。決済業者側は「サイト運営者の詐欺行為を知らなかった」
などと主張したが、判決は、決済業者側が口座から現金を引き出し、
運営者側に渡していたことなどから、運営者側とともに詐欺行為を行っていたと判断した。
URLリンク(www.sankei.com)
★出会い系詐欺、振込先に賠償命令 「運営会社と一体」
千葉雄高2017年5月10日21時17分
タレントや会社社長になりすました「サクラ」が有料のメール交換を求め、
高額な料金をだましとる出会い系の「サクラサイト」。被害を受けた東京都内の
80代男性が、料金の振込先だった会社2社に約1960万円の損害賠償を求めた
訴訟で、東京地裁は10日、2社に全額の支払いを命じた。
吉村真幸裁判長は「サイトの運営会社と一体で詐欺行為をした」と認めた。
男性の代理人を務めた津田顕一郎弁護士は、「サクラサイトの運営会社を突き止める
のは難しい。振込先の責任を認めた判決は珍しく、被害救済につながる」と評価した。
判決によると男性は2015年ごろ、出会い系サイトに登録。女性名を連想させる
自称IT企業会長から、「換金できるポイントを譲る」などのメッセージを受け取って
有料のメール交換を続け、金をだまし取られた。
振込先だった2社は裁判で、「サイト運営会社の依頼で料金の収納代行をしただけだ」
と主張したが、判決は「振り込み詐欺で言う『出し子』を務めていることは認識していた」
として賠償責任を認めた。
URLリンク(www.asahi.com)