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★AIIB副総裁 中国の影響力「問題にならない」
5月5日 16時35分
AIIBのティエリ・ドロングマール副総裁は、ADB=アジア開発銀行の
副総裁も務めたフランス人で、6日からADB総会が開かれる横浜市で
インタビューに応じました。この中でAIIBの最大の出資国中国の影響力
をめぐる懸念について、「中国の影響はいくらかは受けるかもしれないが、
すべての加盟国のもとでコントロールされている限りは問題にならない」
と述べ、適切に抑えられると説明しました。
理由についてドロングマール副総裁は、すべての加盟国に意見を述べる
機会が確保され、重要事項は会議に諮られるため中国も妥協を求められる
からだ、としています。
一方、ADBなどの国際組織も日本やアメリカの影響下にあるとしたうえで、
国際社会で台頭する中国が新しい組織のリーダーとして役割を果たすことは
世界の利益になるという考えを示しました。
そして、AIIBに参加していない日本とアメリカについて、
「アメリカの新政権がどんな結論を出すか予想するのは時期尚早だが、
いずれかの時点で加盟はアメリカにとって有益だと判断するだろう。
日本にも同じように扉は開かれている」と述べて、改めて加盟を促しました。
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