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★ACLでの旭日旗「差別規定に違反」 J1川崎に罰金
2017年5月4日20時30分
サッカーのJ1川崎フロンターレのサポーターがアジア・チャンピオンズリーグ
(ACL)の試合で旭日旗を掲げたのは、差別的行為を禁じる規定に違反する
として、アジアサッカー連盟(AFC)は4日、川崎がホームのAFC主管
試合1試合を無観客試合とする処分と罰金1万5千ドル(約170万円)
の処分を下したと発表した。無観客試合の処分は1年間、執行を猶予する。
4月25日に韓国であったACL水原―川崎戦で、川崎サポーターが旭日旗を掲げた。
サポーター同士の衝突はなかったが、水原サポーターが抗議して旗を取り上げる
騒ぎになった。AFC規律委員会は、旭日旗を掲げる行為が人種、性別、
政治的な信条、宗教、肌の色などによる差別を禁じる規定に違反すると判断した。
韓国では、旭日旗が日本の軍国主義の象徴と見られており、反発も大きい。
一方、日本側は政治的、差別的なものではないとしており、4日にあった
J1浦和―鹿島戦でも旭日旗を使って応援している場面もあった。
川崎は日本サッカー協会やJリーグと協力し、「差別的でない」と
主張していたが、認められなかった。
川崎の藁科義弘社長は「我々のスタンスが認められず残念だ。
どういう理由でこの裁定が出たかをAFCに聞いた上で今後の考えを検討したい」。
日本協会の田嶋幸三会長も「どのような対処をしていくか、スポーツ庁や文科省、
外務省とも相談をしながら進めていきたい」とコメントした。
URLリンク(www.asahi.com)