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2017.5.4 01:20
★【北朝鮮情勢】朝鮮中央通信が中国を異例の名指し批判 「中国はレッドライン越えた」「無謀な妄動がもたらす結果を熟慮した方がよい」
【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、核開発の中止を求める中国に対し、
「朝中関係の赤い線(レッドライン)を中国が越えている」と強く非難する論評を配信した。
後ろ盾としてきた中国を北朝鮮が名指しで批判するのは極めて異例。
トランプ米政権と歩調を合わせ、習近平政権が対北制裁を強めるのを牽制した形だ。
論評は、中朝間のレッドライン(越えてはならない一線)を尊厳と主権を侵害しない
ことだと明示した上で、「核は尊厳と力の絶対的象徴であり、赤い線を越えているのは
われわれではない」と主張した。
北朝鮮の核開発が中朝関係悪化の原因だと論じる中国共産党機関紙や系列の
「環球時報」を「米国に調子を合わせていることへのあさましい弁明だ」と非難。
「朝中友好がいくら大事でも、命のような核と引き換えに物乞いするわれわれではない」
と核開発の堅持を強調した。
「制裁のひもを締めれば、(北朝鮮が)手を上げて関係修復を求める」わけでもないと
米国と協調した制裁を牽制。中国に対し、「朝中関係の柱を折る今日の無謀な妄動が
もたらす最悪の結果を熟慮した方がいいだろう」と警告した。
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