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★<ブラジル>「情報戦」外交に疑問も ジャパンハウス開館
毎日新聞 5/1(月) 20:14配信
【サンパウロ朴鐘珠】日本政府は4月30日、新広報拠点ジャパンハウス
(JH)をブラジルのサンパウロに開館した。日本の「正しい姿」の発信を目指す
安倍政権の肝煎り事業だが、現地では効果を疑問視する声もある。
「プロパガンダ施設ではありません。さまざまなものを織り交ぜながら、
本当の意味での日本を知っていただくということをスマートにやっていきたい」。
開館式後、「正しい姿」の認識を報道陣に聞かれた薗浦健太郎副外相は、
JHで政府の主張を前面に出す意図はないと強調した。
JH構想の発端は自民党が2014年3月に設置した「外交再生戦略会議」の提言。
中国と韓国との「情報戦」を念頭に、領土問題や歴史認識で日本の立場を発信する
必要性に言及した。だが、政治的意図が強い広報は反発を招くとの懸念は政府内にも出ていた。
サンパウロJHでは当面、竹をテーマにした芸術品の展示や日本酒の販売、
高級和食レストランの営業などを展開する。外務省戦略的対外発信拠点室の
中原直人室長は30日、報道陣に「ソフト路線への転向か」と問われ、
「いきなり難しい話をせず、まずは日本のファンをつくる」と述べた。
JHの予算が確保できている19年3月までに、何らかの形式で領土問題と
従軍慰安婦問題を取り上げるかとの質問に、中原室長は「端的に言えば、取り上げる」と明言した。
これに対し、JH運営委員の一人でブラジル日本文化福祉協会の呉屋春美会長は、
他国と対立的な情報の発信は「ブラジル人には通じません。ここは全ての移民を受け入れてきた国ですから」。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)