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★マクロン氏とルペン氏、「反仏」と非難合戦 メーデーで
パリ=寺西和男、青田秀樹2017年5月2日11時23分
7日のフランス大統領選の決選投票で争うマクロン前経済相と、右翼・国民戦線(FN)
のルペン氏はメーデーの1日、それぞれパリやその郊外で大規模な集会を開いた。
経済政策などで立場が大きく異なる両候補は、互いに相手を「反フランスだ」と激しく批判。
ルペン氏から「エリートの代表」と呼ばれるマクロン氏が反撃に出た。
ルペン氏は、パリ郊外での集会で「我々の敵は、マクロンという名の金融界だ」と訴えた。
投資銀行出身で自由競争を重視するマクロン氏が特権的な立場にあると批判する一方、
「私は中小企業を支える。労働者の声に耳を傾ける」と呼びかけた。
パリ市内で集会を開いたマクロン氏は「(メーデーの)デモ行進をした働く人たちをたたえたい。
労働者の権利を守ることは我々の戦いである」と訴え、労働者に寄り添う姿勢を見せた。
欧州連合(EU)の離脱を問う国民投票の実施も掲げるルペン氏に対し、
「EUを離れると働く人たちの貧困につながる」として、EUとの関係強化の必要性を強調。
国外移転する工場からの輸入品に多額の税金を課すなどの保護主義を訴えるルペン氏が当選すれば、
「フランスは孤立してしまう」と訴えた。
マクロン氏はまた、「私は政策面だけではなく、民主主義とは何かという点においても最後まで
ルペン氏の考えとたたかう」と述べた。演説に先立つ1日午前には、1995年の同じ日に
行われた当時のFNの行進の最中、モロッコ出身の男性が参加者にセーヌ川に投げ落とされ
水死した事件の現場を遺族とともに訪れ、献花した。厳しい移民規制を主張するFNの
排外主義的な過去を強調する狙いがあったと見られる。
1日には、労組など主催のメーデー・集会も仏各地で開かれた。パリではルペン氏の
決選投票進出に危機感を持つ多くの市民が参加。約3万人が「ルペンにノン」
「我々はみんな移民の子だ」などとスローガンを掲げ、デモ行進した。
URLリンク(www.asahi.com)
★仏メーデー行進で暴動、警官6人負傷 大統領選投票、週末に控え
2017年05月02日 06:39 発信地:パリ/フランス
【5月2日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)で1日、メーデー(May Day)に合わせて
行われた労働組合のデモ行進が、暴動に発展した。一方、決選投票を6日後に控えた
仏大統領選挙では、トップを走るエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)候補が
極右候補のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏を非難。同国が抱える分断が浮き彫りになっている。
労働組合の活動家ら数万人が参加したパリのデモ行進では、火炎瓶を投げる覆面姿の
若者らに機動隊が催涙ガスで応酬する衝突があり、警官6人が負傷した。
AFPのカメラマンは、機動隊の警官1人が炎に包まれる様子を撮影した。マティアス・フェクル
(Matthias Fekl)内相は暴力行為を非難するとともに、警官1人が手に、別の警官1人が顔に
それぞれ重いやけどを負ったと説明。ただ、写真の警官がどちらなのかは明らかにしていない。
ルペン候補はツイッター(Twitter)投稿でデモ現場での衝突に言及し、
「このような混乱を(中略)これ以上、われわれの通りで目にしたくない」と批判。
さらに、マクロン氏が体現する「金融、傲慢、そして金が王様となる世界」を拒否する
よう有権者に呼び掛けた。
URLリンク(www.afpbb.com)
フランス首都パリで行われたメーデーのデモ行進で、炎に覆われた保安機動隊員ら(2017年5月1日撮影)I
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
仏メーデー行進で暴動、警官6人負傷 大統領選投票、週末に控え
フランス首都パリで行われたメーデーのデモ行進で、保安機動隊員らに向かって燃え上がる台車を押す人々(2017年5月1日撮影)。
URLリンク(afpbb.ismcdn.jp)
フランス首都パリで行われたメーデーのデモ行進で、保安機動隊員らの前に広がる催涙ガス(2017年5月1日撮影)
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