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★台湾人向け「白タク」 中国系運転手がクルーズ客送迎 総合事務局「違法行為」
2017年5月1日 06:30
海外からのクルーズ船が寄港する那覇市の若狭バースで、台湾客を対象にした
「白タク」が横行している。旅客自動車運送事業の許認可を受けず、
レンタカーを使って有償で運送する手法で、沖縄県内旅行会社がレンタカーと
旅客を運送する際に必要な第2種運転免許を持たない運転手をセットで手配している。
運転手は県内在住の中国出身者らで、客を中国語で案内。急増するクルーズ客への
多言語案内が追い付かず「白タク」が常態化している。識者は沖縄観光への悪影響を懸念し、
県や国、警察での早急な対応が必要と指摘している。
沖縄を訪れる海外クルーズ客の急増により、多言語対応できる運転手は需要が高まっている。
しかし、第2種免許を持つ運転手は、ほとんど日本語でしか対応できないのが現状だ。
供給するタクシーと海外から訪れる観光客のニーズでミスマッチが起きている。
沖縄総合事務局運輸部陸上交通課は「旅行会社に限らず、第三者が運転手と車を
一緒に提供する行為は運送類似行為に当たり、いわゆる『白タク』で違法だ」と説明する。
今後の対応について「捜査権限がないので(白タク)行為が多く行われている場所で
当事者に注意・指導するしかない。しかし、毎日現場に行けるわけでもなく(白タクが)
減らない」と対応に苦慮する。
一方、レンタカーと運転手を提供する「白タク」行為をしている旅行会社の関係者が、
30日までに琉球新報社の取材に応じた。
関係者は「急増するクルーズ客のレンタカー需要が高まっており、台湾の提携先の
旅行会社からも、港でのレンタカーの引き渡しを求められていた」と説明した。
URLリンク(ryukyushimpo.jp)
台湾人クルーズ客を乗せる「白タク」=那覇市若狭バース(一部画像を処理しています)
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