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★日韓への核攻撃「現実的脅威」=米長官、北朝鮮との外交凍結要求-安保理閣僚級会合
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は28日、北朝鮮の非核化について
協議する閣僚級会合を開いた。議長を務めた米国のティラーソン国務長官は、
「ソウルと東京への核攻撃の脅威は現実だ」と強調。「今行動しなければ破滅的
結果をもたらす可能性がある」と訴え、対北朝鮮制裁決議の履行徹底に加え、
北朝鮮への外交関係の凍結や制限を促し、国際的な対北朝鮮包囲網を
構築するよう呼び掛けた。
岸田文雄外相は「核実験を含めさらなる挑発行為に対しては、より一層厳しい
安保理決議を迅速に採択すべきだ」と述べ、安保理は必要に応じて追加制裁を
検討すべきだと訴えた。
ティラーソン氏は中国が北朝鮮の貿易取引の9割を占めると指摘し、
「特に中国の役割が重要だ」と対応を要請。これに対し中国の王毅外相は
「中国は朝鮮半島の問題の焦点ではない。問題を解決するカギは中国側にはない」
と反論し、見解の差が浮き彫りとなった。
ロシアのガチロフ外務次官は「国民を経済的に窒息させ、人道状況を悪化させる
制裁は行われるべきではない」と述べ、単独制裁に難色を示した。
トランプ米政権は26日、北朝鮮問題を「外交の最優先課題」に掲げ、
経済制裁と外交手段で圧力を強めていく方針を公表。ティラーソン氏は会合
で「交渉による解決が望ましい」としながら「すべての選択肢が残されている」と述べ、
軍事行動も排除しない姿勢を改めて示した。
安保理は北朝鮮の核実験や長距離弾道ミサイル発射を受け、2006年以降
制裁決議を6回採択し、金融取引や鉱物資源の輸出などを制限してきた。
しかし、北朝鮮による核ミサイル開発の阻止には至っていない。
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