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★【軍事ワールド】「韓国守る必要なし」トランプ氏に喝采送る米有権者、かつて「敵前逃亡」した韓国軍に“根深い”不信
米大統領選で大方の予想を裏切り、今も共和党候補のトップを独走する不動産王、
ドナルド・トランプ氏が、在韓米軍の撤退を筆頭に、韓国を軍事的に見捨てる発言を繰り返している。
在韓米軍の撤退や核兵器保持の容認など、総じて「北朝鮮と韓国の戦争に、なぜ米国が
巻き込まれなければならないのか」との、従来の米国の軸足を変えるような主張だが、
有権者の多くに支持され、4月19日のニューヨークでの予備選では圧勝した。
身勝手にもみえる発言の裏には、朝鮮戦争で「自分たちの戦争」を米国に押しつけて
敵前逃亡した韓国軍のイメージが当時を知る人の間で浸透しているという事情がある。(岡田敏彦)
「凶暴な指導者を阻止するため、2万6千人の在韓米軍兵士が北朝鮮と韓国の間の
休戦ライン付近に配置されているが、我々はこれによって何かを得られているのか。
金を無駄にしているだけだ。我々は韓国を守っているが、税金を払う米国民に返ってくるものはない」。
トランプ氏は4月2日のウィスコンシン州での演説で韓国との軍事的関係を変えるべきだと主張した。
URLリンク(www.sankei.com)
予備選に伴う各地の演説会で「米国が多額の借金をしてまで世界の警察官を続けることはできない」
と約19兆ドルの借金を抱える国家財政に言及して、韓国に「自分の身は自分で守るべきだ」と
訴えてきたトランプ氏。米韓軍事同盟を結び、米国の軍事的庇護と引き替えに韓国の核武装を
禁じてきた従来の米国の論理とは相容れない主張だ。
韓国は困惑と反発を隠せないが、一連の発言は有権者の米国民に喝采をもって受け入れられている。
米国にとって、韓国は米国の若者の命を賭してまで守らなければならない存在なのかという問いに、
明確に「NO」を示したからだ。
■韓国軍だけが悩みの種
韓国という国家が消滅せず今も存在しているのは、朝鮮戦争(1950-53)で米軍中心の
国連軍を率いたマシュー・リッジウェイ将軍の功績が一つの理由だ。同戦争で中国軍(表向きは義勇軍)
が参戦してからの、困難な“後半戦”をしのいだ名将は自著「THE KOREAN WAR」(日本語版・恒文社)で、
韓国軍のありのままの姿を描写している。
「韓国軍の態度だけが私の悩みだった。進撃する中国軍は韓国軍部隊を次々と敗走させ、
そのたび韓国軍は補充困難な、高価な多数の(米国供与の)装備を放棄した」。
URLリンク(www.sankei.com)
同様の描写は度々出てくる。51年5月の東部中央戦区では、中国軍の攻勢に韓国軍が
「戦線の遙か後方まで駆逐され」た。そして「退却する韓国軍が放棄した装備は、肩をすくめる
だけで済むものではなかった。それは完全装備の数個師団を充分に装備できた」と嘆いている。
武器を放り出して敵前逃亡するのは韓国軍の常だったようだ。
にもかかわらず、当時の韓国大統領の李承晩は「非武装の巨大な韓国の人的資源を米国の
武器で武装させれば、米軍の兵員は少なくて済む」といった主張を繰り返し、リッジウェイを不快にした。
リッジウェイによれば「李大統領の第一の課題は、彼の軍隊に充分な統率力を確立することであった」が、
李大統領自身が、戦争勃発時に民衆や軍を置き去りにして韓国南部へ逃走を続けた人物だ。
そんな最高司令官に倣ったのか、韓国軍の敵前逃亡癖はなおらなかった。逃げる上司と、逃げる部下…。
2年前のセウォル号沈没事件を彷彿させる。
URLリンク(www.sankei.com)
リッジウェイは「第一線から全ての韓国師団を引き上げ、訓練する時間が必要」と結論づけている。
しかし、誰より韓国軍を弱兵と見下し軽蔑していたのは中国軍だった。戦線に突破口を開こうとする際、
中国軍は、英軍やトルコ軍、米軍の担当戦線区域ではなく、常に韓国軍の担当区域を攻撃し、
もくろみ通り韓国軍は総崩れとなった。リッジウェイによれば「韓国軍1個師団の崩壊によって、
他の国連軍部隊の各側面が危険にさらされ、彼らもまた後退を余儀なくされた」。
こんな戦いぶりが3年以上続き、ようやく中国・北朝鮮軍と国連軍の間で停戦交渉が結ばれようと
したとき、李承晩は、“反乱”を起こす。(以下リンク先で読んでください)
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