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★中国の沿岸警備隊、南沙諸島でフィリピン漁船に発砲か
2017年04月21日 23:26 発信地:マニラ/フィリピン
【4月21日 AFP】(更新、写真追加)フィリピンや中国など数か国が領有権を争う
南シナ海(South China Sea)で、中国の沿岸警備隊による漁船への発砲があったと、
フィリピンの漁民らが訴えていることが明らかになった。フィリピン当局が21日、発表した。
フィリピン当局が明らかにした漁民らの訴えによると、先月27日に南沙諸島
(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)の中国が実効支配する海域近くで
発砲を受けたといい、現在当局が報告の調査を進めているという。
この事案による死傷者などはなかった。
フィリピン沿岸警備隊(PCG)は声明で、漁船が「沿岸警備隊員7人が乗った
中国の高速艇から7度発砲を受けたとされている」と述べた。南沙諸島中央部に
位置するユニオン堆(Union Banks)の中国側が実行支配する海域から3.7キロ
ほど離れた沖合で漁船がいかりを下ろしたところ、武装した高速艇が接近してきたという。
昨年半ばのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)比大統領の就任以降、
フィリピンと中国は良好な関係がみられたものの、今回の事態が確認されれば、
ドゥテルテ氏就任以来初の敵対的な対立事案となり得る。
PCGとフィリピン軍は今回の事案の調査を進めており、レスティトゥート・パディージャ
(Restituto Padilla)軍報道官は「(ユニオン堆は)フィリピンの排他的経済水域
(EEZ)内に位置している」と主張した。
一方、同国のデルフィン・ロレンザーナ(Delfin Lorenzana)国防相は21日、
フィリピンが実効支配するパグアサ島(Pag-asa Island、中国名:中業島、Thitu Island)
を訪れ、南シナ海における同国の領有権を強く主張した。
URLリンク(www.afpbb.com)
中国が実効支配を主張する南沙諸島のスービ礁の航空写真(2017年4月21日撮影)
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