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★シリア北西部で使われたのはサリン=化学兵器禁止機関
2017年04月20日
シリア北西部ハーン・シェイフンで4日に多数の住民が死傷した攻撃は、
猛毒のサリンかサリンに似た物質を使った化学攻撃だったと、
化学兵器禁止機関(OPCW)が発表した。化学兵器禁止条約に基づき
設置されたOPCWは19日、被害者10人から採取した物質を検査した結果、
「疑いようのない」結果が出たと明らかにした。
OPCWのアフメト・ウズムジュ事務局長は、ハーン・シェイフン爆撃で死亡した
犠牲者3人から採取したサンプルを、OPCW指定の検査機関2カ所で分析したほか、
病院で手当てを受けた被害者7人から採取したサンプルを他の検査機関2カ所で
調べたと説明。
「OPCWが指定する検査機関が分析した結果、被害者はサリンないしはサリン
のような物質を浴びたようだと判明した。詳細な解析は今後も続くが、現時点で
判明した解析結果は疑いようがない」とウズムジュ氏は言明した。
事務局長によると、検査チームは引き続き被害者の聞き取り調査やサンプル採取を
続けており、安全が確保されるならば調査チームを現地に派遣する用意もあると述べた。
反政府勢力支配地域にあるハーン・シェイフンへの攻撃では、少なくとも87人が死亡した。
攻撃直後の映像では、多くの子供を含む住民が呼吸困難で苦しみ、
口から泡を吹いている様子などが映っている。
シリアのバシャール・アル・アサド大統領は12日、AFP通信との単独インタビューで、
化学攻撃など「100%でっちあげだ」と反発している。
一方で、シリアを支援するロシアは、反政府勢力の化学兵器貯蔵庫が爆撃された
のだと主張していたが、この説は大多数に否定されている。
米政府は対応として、シリア北西部の空軍基地を空爆した。
URLリンク(www.bbc.com)