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2017年 04月 13日 07:20 JST
★シリア非難の安保理決議案、ロシア拒否権で否決 中国は棄権
[国連 12日 ロイター] - 国連安全保障理事会は12日、
シリアで前週起きた化学兵器による攻撃を非難し、アサド政権に
この件で調査に協力するよう求める決議案を否決した。
常任理事国のロシアが拒否権を行使した。
6年にわたるシリア内戦中にロシアが拒否権を行使したのは8回目。
同じく常任理事国で6回拒否権を行使している中国は棄権した。
米英仏が主導した今回の決議案について、理事国15カ国中10カ国が賛成、
ロシアとボリビアが反対、中国、エチオピア、カザフスタンが棄権した。
URLリンク(jp.reuters.com)
★シリア化学兵器問題の国連安保理決議案 ロシアが拒否権
4月13日 12時25分
(中略)
■中国が棄権 米ロ両国に配慮か
シリア情勢をめぐり、中国はこれまで、ロシアと歩調をあわせる形で、
欧米が提出してきた決議案にたびたび拒否権を行使してきました。
今回、採決を棄権したことについて、中国の劉国連大使は会合で
「まだ修正されるべき点はある」と述べるにとどめました。
また会合後、記者団に「今回はもう少しで全会一致になるところだった。
この決議は全会一致で採択されるべきだったが、あと一歩努力が足りなかった」
と述べて、ロシアとアメリカの両国への配慮に努めたものと受け止められています。
■官房長官 日ロ関係に影響与えない
菅官房長官は13日午前の記者会見で、「国連安保理として一致したメッセージを
発出できなかったことは極めて遺憾だ。化学兵器の使用はいかなる場合でも
許されるものではなく、わが国は化学兵器使用に関する真相究明に向けて
国際社会と連携していきたい」と述べました。
また菅官房長官は、拒否権を行使したロシアとの関係について、
「シリアの状況が日ロ2国間の問題である平和条約締結交渉に直接の
影響を与えるものではない。引き続きアメリカを含む関係国と緊密に意思疎通を
図りながら、みずからの国益を踏まえて日ロ関係を進めていきたい」と述べました。
さらに菅官房長官は、安倍総理大臣が今月末にロシア訪問を予定していることに関連し、
「安倍総理大臣が訪問した際には、シリアの現状を含む国際情勢を取り上げることになる
と考えるが、首脳間のやり取りなので、現時点で予断をもって発言することは控えたい」
と述べるにとどめました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)