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★大統領、南沙諸島の島・環礁9カ所の管轄権を主張。中国と争う意志ないと強調
[ 947字|2017.4.11|政治 ]
南シナ海南沙諸島でフィリピンが占有する島や環礁9カ所の開発を国軍に
指示したことについて、ドゥテルテ大統領は10日、対象の島・環礁が比の
200カイリ排他的経済水域(EEZ)内に位置し、比が領有権を有している
と主張するための指示だったと説明。海域全体を開発する意志はなく、
中国と争うものではないと言明した。
大統領命令を受け、中国外務省の華春瑩報道官は7日、「比側が領有権
問題について中国とともに適切な取り組みを継続するよう期待する」と述べ、
強い懸念を表明していた。大統領が自身の意図を直接説明したことで、
比中関係のバランスを再調整し、一方で南沙諸島における自国の主権を
あらためて強調した形だ。
ミンダナオ地方のダバオ空港で会見した大統領は「(9カ所の島・環礁は)
本当にわれわれのものなのだから、領有を主張するのだ。そのために施設を
建設し、国旗を立てるよう国軍に指示した」と述べ、正当性を強調。
軍事施設設置の可能性については否定した。
一方、「中国を攻撃するようなことはしない。両国は友人だ」と中国に歩み寄る
姿勢を示し、さらに「もし比が豊かになり、紛争の危険にさらされなくなれば、
この土地を売っても良い」と踏み込んだ。
南沙諸島をめぐっては、比中を含めベトナム、台湾など6カ国・地域が領有権を
主張している。大統領は中国、ベトナム、インドネシア、台湾が南シナ海で
「戦略的に自国の足場を作ろうとしている」と指摘。「米国も同海域で兵器を
備蓄している」と述べ、それぞれの国が同海域で互いに攻撃し合うことになれば、
比も否応なく巻き込まれることになると懸念を表明した。
大統領は、中国探査船の侵入が確認されたルソン島北東部のベンハム隆起に
ついても言及。16日まで予定されている中東歴訪から帰国次第、比の主権を
強調する目的で同隆起を「フィリピン隆起」に改名する大統領令に署名すると
明らかにした。
大統領は6日、南沙諸島で比がすでに占有している島・環礁の開発を指示。
国軍はパグアサ、ラワク、パロラ、パタッグ、コタ、リカス、パナタの7島、アユギン、
リサールの2環礁での開発を進めていく方針を示した。
URLリンク(www.manila-shimbun.com)
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