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2017.4.11 05:00
【歴史戦・第17部新たな嘘(上)】韓国で染みついた「奴隷」イメージ 背景に複雑な賃金計算法 「『意図的な民族差別』事実と異なる」韓国人研究者が結論
日本統治下で国内の炭鉱などに動員された朝鮮人たちは劣悪な環境で「奴隷」のように働かされた。
給与もないか、あっても少額にすぎなかった-。こんな一方的な見方が韓国内では定着している。
国際社会でもナチス・ドイツのユダヤ人強制労働と同列であったとのイメージは広がりつつある。
果たしてこれが「真実」なのかと疑問に思い、終戦前の資料を基に調査を行った韓国人研究者がいる。
日本統治が朝鮮半島の近代化に与えた影響を調査する落星台(ナクソンデ)経済研究所の研究員、
李宇衍(イ・ウヨン)(50)だ。
李は賃金支給の実態を無視した研究では、当時の実像をゆがめることになると考えた。
炭鉱や金属鉱山で働いた朝鮮人労働者の賃金がどの程度支払われ、日本人労働者との賃金格差は
どれくらいだったのか。李は炭鉱会社や業界団体の資料を中心に、朝鮮半島出身者の日本国内
での労働状況を丹念に調べた。
李は国内の主要炭鉱山における待遇状況に関する昭和15年の『半島人労務者に関する調査報告』
(日本鉱山協会発刊)から、46カ所の炭鉱山の平均データを抜粋した。
URLリンク(www.sankei.com)
食費や税金、労働者の浪費を防ぐための「強制貯蓄」など固定費を控除すると、
賃金のうち平均43・5%が「小遣い」として自由に使用できたと計算した。
当時、政府や炭鉱会社側は半島に残した家族への送金や貯金を推奨したが、飲食費や賭博、
洋服購入に充てる者もいた。韓国内で定着しているような「奴隷労働」とは異なる実態が浮き彫りとなった。
では、朝鮮人労働者と日本人との間に賃金格差はあったのか。
拒否すれば罰金・懲役が科せられる「徴用」も含めて、半島出身者に適用された労務動員では給与が支払われていた。
さらに、次官級通達や閣議決定を通じて、日本政府は「待遇について可能な限り内地人労働者との
間に差別がないよう」などと国内の雇い主に要求していた。
個別の炭鉱でも、李が賃金支給表を確認すると大きな賃金格差は見られなかった。
昭和17年の日立鉱山(茨城県)では、半島出身者の1日の平均収入は2・42円と、
2・39円の日本人をわずかに上回り、明治鉱業赤池炭鉱(福岡県)の20年1月~同年7月の
平均賃金はともに4・82円と格差はない。
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李は研究の成果を論文『戦時期日本へ労務動員された朝鮮人鉱夫(石炭、金属)の賃金と
民族間の格差』にまとめ、3月末発行の九州大学記録資料館エネルギー史研究第32号に掲載された。
李が導き出した結論は次のようなものだった。
「戦時期の朝鮮人炭鉱員の賃金は日本人の賃金とそれほど大きな差はなく、『賃金の民族差別』があったとはいえない」
× × ×
なぜ当時の炭鉱では「奴隷のように朝鮮半島労働者が働かされていた」とするイメージが作られたのか。
李は賃金支給の複雑な計算方式を挙げる。日本語に不自由な朝鮮人労働者に理解されにくく、
日本人の先輩労働者との賃金差について誤解を生じる余地があったというのだ。
さらに、「強制連行説」を広めたきっかけは朝鮮大学校講師、朴慶植(パク・キョンシク)が
昭和40年に発刊した『朝鮮人強制連行の記録』(未来社)だとして、今日でも学界の「通説」
になり続けていると指摘する。
朴はこの本を通じて、戦時期に使われていた「徴用」や「労務動員」という言葉を
「強制連行」に置き換え、この問題を広めることに“成功”した。
朴は年季の浅い半島出身者の賃金が日本人よりも低額だった点を取り上げ、
勤続年数も考慮せずに、「民族差別」だと主張した。
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※四ページ目以降はリンク先へ
朝鮮人労働者の賃金明細書=韓国・釜山の日帝強制動員歴史館所蔵(三輪宗弘九州大教授提供)
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朝鮮人労働者の賃金と支出内訳
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