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★櫻井よしこ氏「朝日は民主党政権を一方的に批判した?」
2017.04.08 16:00
〈安倍一強〉安倍政権は、しばしば朝日新聞などにそう批判される。
だが、それは本当に国民にとって悪いことなのか。
ジャーナリストの櫻井よしこ氏は、「ためにする批判だ」と指摘する。
* * *
言うまでもなく民主主義を支える根幹に言論の自由、報道の自由があります。
メディアが時の政権を監視し、必要とあれば批判するのは当然です。
むしろメディアには政府に対する“チェック機能”の役目が期待されています。
ただしそうした報道や批判は、あくまでも事実に基づいていなければなりません。
ところが朝日新聞などの安倍批判は往々にして「ためにする批判」でしかないと思います。
一例が今年1月22日付の社説です。朝日新聞は安倍首相の施政方針演説についてこう書きました。
〈「意見の違いはあっても、真摯かつ建設的な議論をたたかわせ、結果を出していこう」
首相は演説で、民進党など野党にそう呼びかけた。だが先の臨時国会での安倍政権の
ふるまいは違った。(中略)与党は採決強行を繰り返した〉〈数の力で自らの案を押し通す
やり方を「建設的」とは言わない〉
これだけを読むと、安倍政権がいかにも“独善的”だというふうに見えます。
しかし、野党のふるまいはどうだったでしょうか。例えば安保法制の議論では、
民進党をはじめとする野党の議員は、国会を出てデモの列に加わりました。
野党の議員たちは、「建設的な議論」どころか立法府の役割を放棄したのです。
また、〈数の力〉を否定することは多数決の否定であり、これでは民主主義は成り立ちません。
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民主党政権時代、与党としての民主党は3年3か月の間に、衆参両院の委員会で
24回も強行採決をしています。朝日新聞がその時、安倍政権に対するのと同じように
民主党を批判したでしょうか。そうではなかったと思います。朝日新聞は一方の非を棚に上げて、
安倍政権に狙いを定めたかのように、そう思われても仕方がないほど、一方的に批判しているわけです。
米軍普天間飛行場の移設問題についても同日付の朝日新聞社説は、
〈沖縄の未来をつくる主人公は沖縄に住む人々だ。その当たり前のことが、
首相の演説からは抜け落ちている〉
と批判しました。沖縄に辺野古移設への批判があるのはよくわかっています。
同時に、私は辺野古地区にも実際に行って取材しましたから、反対論ばかりではないことも知っています。
むしろ、久辺3区と呼ばれる地元では受け入れ派のほうが圧倒的に多いのです。
久辺3区という地元の中の地元の人たちは、米海兵隊と長年にわたって非常によい関係を築いてきました。
また、この人々は地政学上、沖縄が中国に席巻されてしまえば、沖縄だけでなく日本全体が危機に
瀕することを理解しています。普天間飛行場の移設はもちろん沖縄の問題ですが、日本全体の問題
でもあるのです。この社説にはこうした視点が完全に〈抜け落ち〉ています。
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