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2017.4.6 16:00
★【岡山理科大に獣医学部(下)】安倍首相コネ開設!? 実際は42年前からの悲願、文科省いくども交渉…今治市「今後も丁寧に説明し続ける」
瀬戸内しまなみ海道に近い愛媛県今治市いこいの丘の造成地では、
岡山理科大学の獣医学部の建設工事が始まっている。国会では野党が同大を
運営する加計学園(岡山市)の理事長と安倍晋三首相との親しさについて、
森友学園の問題と絡め、国家戦略特区への指定経緯や開設予定地の
無償譲渡などを疑問視する質問を繰り返し、安倍首相はこれらの経緯への
関与を全面的に否定した。
■拠点なければ研究もできぬ…産業振興の面でも必要
野党側は今後も追及を続ける構えを見せている。政治問題化による影響について、
愛媛大学農学部生物資源学科生物環境保全学コースの阿部俊之助・教授(64)は
「ゆゆしきこと」と懸念する。
阿部教授は大分県出身。京都大学大学院農学研究科で博士号を取得し、
米ネブラスカ州立大学客員教授などを経て、昭和59(1984)年に京都大学の
研究室から招聘(しょうへい)された。以来、愛媛大学で研究を続けている。
専門は分子細胞生物学で「私は獣医ではなく、本来の研究はエンドウ豆などの植物」
というが、四国で畜産や水産などの分野を手がける研究者が少ない事情から、
専門外の畜産や水産分野の研究で奔走することになった。
しかし、愛媛県には研究拠点がないため、必要な設備を求めてその都度、
瀬戸内海を渡り県外へ出るしかなかった。
「国は中央に集約し、地方はそのブランチとして存在すればよいと考えている。
だが、拠点がなければ必要な研究もできない」と阿部教授は話す。
設備の整った他の機関に研究を委託しても、「四国のような地方は後回しにされるのが実情だ」という。
産業振興のためには、四国に拠点施設が必要と力説する。
獣医学部の誘致が地元の熱意となった背景には、このような理由がある
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一方、文部科学省は「大学、短期大学、高等専門学校等の設置の際の入学定員の
取り扱いに関する基準」で新設を抑制してきた。このため、愛媛県と今治市は平成19
(2007)年度から実に15回にわたり、獣医師の定員増規制の地域解除を特区として
認めるよう提案を繰り返してきた。
「ようやく実現したのに、森友学園の問題と一緒にして、政争の道具にしないでほしい」と
阿部教授は憤る。加計学園と安倍首相の関係については、「分からない」としたうえで
、「不法不適切なことが獣医学部の設立にかかわっているのなら問題だが、それならばそれで、
国が公的な予算をつけて開設してもらいたい」と言葉に力を込めた。
■文科省と愛媛県・今治市、交渉を重ねた結果の開設
今治市は大学誘致を目指す「学園都市構想」を昭和50(1975)年に決定。
用地は昭和58年の土地造成時から、高等教育施設を誘致する目的で、
合併振興基金として40億円を積み立て、用意していた。「長い年月をかけて正式な
手続きを踏んでいる」と正当性を説明する。しかし、国会などで取り上げられたため、
獣医学部開設のアピールを自粛しているという。3月下旬の起工式も関係者のみで質素に行った。
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