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2017.4.5 08:21
★【トランプ政権】シリアの化学兵器は「サリン」か トランプ大統領はアサド政権を非難「憎むべき行為」
【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は4日、シリア北部イドリブ県であった
化学兵器を使ったとみられる空爆について「アサド政権による憎むべき行為だ」として、
同盟国とともに非難するとの声明を発表した。一方で、オバマ前政権の
「弱さと不決断」がこのような事態を招いたと批判した。
トランプ氏は「女性や子供を含む罪のない人々に対するシリアでの化学兵器攻撃は
非難されるべきだ」と指摘。政権軍による化学兵器使用が明るみに出ながらオバマ
前大統領が軍事行動を見送った判断を挙げて、「化学兵器使用にレッドライン
(越えてはならない一線)を引きながら何もしなかった」とした。
ロイター通信は4日、米政府当局者の話として、シリアでの化学兵器攻撃に
サリンが使われたとの見方を伝えた。
シリア内戦に関し、トランプ政権高官は最近、イスラム教スンニ派過激組織
「イスラム国」(IS)掃討を最優先にするため、アサド氏に退陣を求めたオバマ
前政権の方針を転換。アサド氏の地位は「シリアの国民が決める」
(ティラーソン国務長官)として退陣に固執しない考えを強調してきた。
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