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★「パンちぎって提供すべき」介護老人施設に約4000万円賠償判決[03/28 18:32]
鹿児島県姶良市の介護老人施設で、パンを食べて意識不明となった
80歳の男性とその家族が、パンを小さくちぎって提供しなかった施設側に
責任があるなどとして、損害賠償を求めていた裁判で、鹿児島地裁は28日、
施設側に4000万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡しました。
訴えを起こしていたのは、姶良市の介護老人施設・青雲荘を利用していた
80歳の男性とその家族です。男性は2014年1月に施設で出された
ロールパンを食べた後、心肺停止状態となり、現在も意識不明となっています。
男性と家族側は「飲み込む力が弱っているので、パンを小さくちぎるよう検討
すべきだった」などとして、施設側にあわせて4800万円あまりの、
損害賠償を求めていました。鹿児島地裁の鎌野真敬裁判長は28日の裁判で、
「パンをそのまま提供したことが窒息の原因。施設は小さくちぎって提供する義務があった」
などとして、施設側にあわせて4000万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡しました。
判決を受け施設を経営する青雲会は「コメントできない」としています。
URLリンク(www.mbc.co.jp)