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★監視は事実?オバマによるトランプ盗聴疑惑に新資料
下院委員長が「通話は傍受されていた」と言明
2017.3.26(日) 古森 義久
3月初頭、ドナルド・トランプ氏が、大統領に就任する前にオバマ政権の
情報機関によって盗聴されていたとツイートし、大きな波紋を広げた。
これについてFBI(連邦捜査局)長官は「盗聴」には証拠がないと反論している。
ところが3月22日、連邦議会下院情報委員会のデビン・ヌネス委員長が
「トランプ陣営の通話はオバマ政権の情報機関に傍受されていた」と公式の場で発言し、
その証拠をホワイトハウスに送ると述べた。
トランプ陣営、オバマ政権、FBI、そして共和党と民主党・・・さまざまな組織や機関が政治的な
利害を絡ませてせめぎ合うなかで、「盗聴」事件はますます混迷と対立をエスカレートさせてきた。
■トランプ陣営内部の会話が記録されていた
3月22日、下院情報委員長のヌネス議員(共和党・カリフォルニア州選出)は、
米議会で臨時の記者会見を開き、情報機関関係者から新たに入手したという資料の内容を公表した。
URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
その突然の暴露は、「オバマ政権によるトランプ陣営の盗聴」をめぐる論議に
新たな爆弾を投下する内容であり、衝撃が広がった。
ヌネス議員の証言の骨子は以下の通りである。
・トランプ氏が大統領に当選した2016年11月7日ごろから、大統領に就任する2017年1月20日
までの間に、オバマ政権の情報機関がトランプ陣営の多くの人間の言動を傍受していた。
その結果を詳しく記述した数十通の報告書を入手した。報告書は、情報機関の関係者たちから
下院の情報委員長である自分のもとに、参考書類として合法的な形で届けられた。
・報告書にはトランプ陣営内部の人物たちの言動が実名とともに記され、各政府機関に流されていた。
・記録された内容は、トランプ氏の住宅兼オフィスであるトランプタワーを「オバマ政権が『盗聴』した」
ことの直接的な裏づけにはならない。しかし、トランプ陣営のメンバーと他の人たちとの内部の
コミュニケーションが数多く記録されていた。政府情報機関が、電話やその他の通信手段の
盗聴や傍受によって情報を収集した結果だと思われる。トランプ氏本人の交信が傍受された可能性もある。
・情報機関は、最初からトランプ陣営の人たちを標的として監視を始めたというよりも、
他の情報収集のための監視や傍受の活動をしているうちに、偶然、その対象がトランプ陣営
にまで広がった可能性が高い。
・報告書の内容を詳しく確認して、トランプ大統領に提出する。議会でも公表して、
立法府として対応する際の資料にする。CIA(中央情報局)、NSA(国家安全保障局)、
FBIにもさらなる協力を求める。
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■FBI長官は今も民主党寄り?
米国議会下院では、「オバマ政権のトランプ陣営盗聴」に関する公聴会を3月20日に開き、
FBIのジェームズ・コミ―長官らが証言した。コミー長官は「政府機関がトランプタワーを
盗聴したと証明する情報はない」と答え、トランプ大統領の発言を否定していた。
コミ―氏は2013年にオバマ大統領によってFBI長官に任命された。政治スタンスは民主党
寄りの人物だとされる。FBI長官は、政治的立場にかかわらず10年の任期を務めることができる。
そのためトランプ政権側には、コミ―長官は今も民主党側についており共和党政権に不利になる
言動が多いという批判もある。(以下リンク先で読んでください)
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