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★辺野古移設、知事が埋め立て承認撤回を表明
2017年03月25日 13時05分
沖縄県の米軍普天間飛行場（宜野湾市）の名護市辺野古への移設工事について、
翁長雄志知事は２５日、移設先の埋め立て承認を撤回すると初めて表明した。
辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開かれた反対集会で、
「（移設阻止に向け）あらゆる手法を使い、撤回を力強く、必ずやる」と訴えた。
撤回の時期については明言しなかった。
反対集会は、翁長氏を支持する革新系の地方議員や経済界の一部でつくる
「オール沖縄会議」が主催。稲嶺進・名護市長や野党の国会議員、
市民ら主催者発表で約３５００人が参加した。翁長氏が辺野古での反対集会に
参加したのは２０１４年の知事就任以来初めて。
国による海の埋め立てには知事の承認が必要。翁長氏は２０１５年１０月、
前知事の手続きに瑕疵があるとして承認を取り消した。
しかし、最高裁は昨年１２月にこれを違法と判断し、承認の効力が復活していた。
「取り消し」は承認や手続きに問題があったことを理由に無効とする方法で、
「撤回」は承認後に起きた事業者の重大な違反などを理由に無効化できるとされる。
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