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★日本のベトナム人不法残留者数5137人、フィリピン抜き国籍別4位に
2017/03/21 06:36 JST配信
日本の法務省入国管理局が発表した不法残留者数に関する統計によると、
2017年1月1日現在の日本におけるベトナム人不法残留者数は5137人で、
2016年1月1日時点の3809人と比べて+34.9%(+1328人)増加し、過去最高となった。
ベトナム人不法残留者の構成比は全体の7.9%で、国籍・域別でフィリピンを初めて
抜いて第4位となった。ベトナム人不法残留者数は、2012年1月1日時点の1014人
から約5年で約5.1倍に増加している。
不法残留者の総数は6万5270人で、2016年1月1日時点の6万2818人と比べて
+3.9%(+2452人)増加した。不法残留者数は1993年5月1日時点の29万8646人
から2014年1月1日時点まで減少が続いていたが、2015年1月1日時点から増加に転じている。
ベトナム人不法残留者数を不法滞在になる前の在留資格別で見ると、5137人のうち
短期滞在は301人に留まり、技能実習が2289人、留学が1974人と多数を占めている。
また、日本人の配偶者等が14人、特定活動が306人、その他が253人だった。
ベトナム人不法残留者5137人のうち、428人が退去強制令書の発付または
出国命令書の交付を受けており、うち87人は難民認定手続き中となっている。
不法残留者の多い上位10か国・地域と人数は以下の通り。
◇韓国:1万3265人(2016年1月1日時点比▲1.1%減)
◇中国:8846人(同+1.2%増)
◇タイ:6507人(同+9.2%増)
◇ベトナム:5137人(同+34.9%増)
◇フィリピン:5082人(同▲3.0%減)
◇台湾:3887人(同+9.7%増)
◇インドネシア:2222人(同▲0.3%減)
◇マレーシア:1761人(同▲0.1%減)
◇シンガポール:1046人(同▲0.9%減)
◇ブラジル:959人(同▲2.4%減)
◇その他:1万6558人(同+2.9%増)
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