17/03/18 10:02:44.96
★除染作業に外国人難民を利用 福島原発処理をめぐる詐欺事件が発覚
2017-03-17 17:09:51 チャイナネット
故郷を離れてやって来た日本で、騙されて福島に連れて行かれ、放射能汚染の処理をさせられた―。
日本への避難を申請している難民がそんな罠にかかった。日本のネットユーザーは彼らを外国籍の「原発奴隷」と呼ぶ。
福島の放射能漏れ事故から6年が経ったが、現地の処理任務は依然として大きく、苦しい。
「除染」は人手が不足している。政府の監督が不十分な状況の下、一部の日本企業は難民を
利用するという卑怯な手段に走った。
■危険な勧誘
記者は2月下旬、福島での実地調査を行った。そこで目にした驚くべき景色はまだはっきりと覚えている。
原発に向かう国道の脇には、放棄されたボロボロの建物が並び、手入れする人のいなくなった農地は草が生い茂っていた。
原発西側の海抜35メートルの高台から事故現場を見下ろした。放射線測定器の最高値は
毎時150マイクロシーベルトを超えた。東京の通常レベルの3000倍余りだ。測定器の振動は手が麻痺するほどだった。
放射能汚染地域の汚染処理作業は長期のプロジェクトである。
主な任務は、放射能によって汚染された表土などの汚染物を除去することで、「除染」作業と言われる。
危機の中、悪質な詐欺事件が起きている。「福島に来て除染すればビザが延長できる」。事情を知らない難民が
そんな勧誘に騙され、福島にまで連れて来られ、日本人がやりたがらない除染作業をさせられたというのだ。
バングラデシュ難民のホセイン・モニーさんとホセイン・デロアルさんはこうして福島県飯館村にやって来た。
日本の『中日新聞』の報道によると、日本にいたバングラデシュ人が二人を、人才派遣会社の担当者を名乗る
男性に紹介した。この日本人男性は二人に、「除染は国のための仕事なので、ビザの延長ができる」と言った。
モニーさんとデロアルさんはそれを信じた。
政治的な避難を求める在日外国人は、難民の身分を獲得するまで、半年のビザを取得し続けなければならない。
日本に残ることができるか常に不安を抱える彼らは、わらにもすがる思いなのだ。
仕事を終えた二人は、仙台入国管理局に在留の手続きに行った。「除染作業をして来ました」と告げたが、
職員はきょとんとしている。「何のことですか。よくわかりません」。二人はこの時初めて騙されたことに気付いた。
二人を雇った名古屋の建設会社は社名を変更し、福島にあった事務所も引き払われていた。
URLリンク(japanese.china.org.cn)
■外国人の姿
モニーさんとデロアルさんによると、2015年1月から3月まで福島で除染作業を行った時、
現場には約20人の作業員がいたが、半数は外国人だった。インド人やスリランカ人、
バングラデシュ人などがおり、やはり難民申請者のようだった。
二人は2013年に日本に来て、日本語の学習に努めてきた。福島に来る前にも、放射線関連の知識の
説明を受けていた。だが現地の放射線の状況のことはまったく知らないに等しかった。
福島県飯館村にやって来た二人は、マスクと手袋を付け、朝から晩までスコップで汚染土を取り除いた。
作業員の浴びる放射線量は管理されているが、「携帯した放射線測定器が鳴り続けて怖かった」と語る。
「日本人がやらないなら、外国人がやるしかないと思った」。福島で汚染水貯蔵タンクを建設する
日系ブラジル人、石川剛ホーニーさんは日本の『毎日新聞』に対して語った。
ブラジル生まれの石川さんは、外国人チームのまとめ役を務めた。石川さんによると、政府は作業員への
放射線防護教育を求めているが、形式化している。ほとんどの外国人作業員は日本語がわからない。
東京電力が配っている放射線防護のためのテキストは日本語か英語で、理解は難しい。現場には通訳もいない。
福島を取材した記者は、原発から10km、20kmの圏内に、汚染土の入った黒いポリ袋があちこちに
置かれているのを見た。だが当時は、外国人難民のこのような苦労は思いもよらなかった。
日本の『毎日新聞』も、外国人労働者が原発事故の処理を進めることによって
「元請けや東京電力も救われたはずだ」と指摘する。
URLリンク(japanese.china.org.cn)
※3ページ目はリンク先へ