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記事入力 : 2017/03/17 09:37
★韓米が明かしていない「B1B爆撃機出動」、北メディアが報道
北朝鮮国営の朝鮮中央通信が16日午前、B1B爆撃機の韓半島(朝鮮半島)出動を報じた。
同通信は「米帝は15日、グアム島のアンダーセン空軍基地から飛び立った核戦略爆撃機
B1Bの編隊を、南朝鮮の上東射撃場(江原道寧越郡、ピルスン射撃場)上空へひそかに
送り込み、およそ1時間にわたって、われわれ(北朝鮮)の主要対象物を先制攻撃する
ための核爆弾投下訓練を敢行した」と主張した。韓米合同軍事演習「フォールイーグル」
(FE)開始(今月1日)を前後して、B1Bの韓半島展開の可能性がメディアで取り上げ
られたことはあったが、韓米両軍当局がこれを確認したことはない。こうした状況の中、
北朝鮮が先んじてB1Bの韓半島出撃を「確認」したわけだ。韓米両軍の関係者は、
依然としてB1Bが展開したかどうかについて口を閉ざしているが、ある消息筋は
「米軍のB1B爆撃機2機がきのう、米空母カール・ビンソンの公開行事の後、
韓半島上空に出動して爆撃訓練を行い、戻っていったらしい」と語った。
北朝鮮は昨年10月8日にも、平壌放送を通して「B1B爆撃機が10月6日から7日にかけて、
南朝鮮上空を爆撃訓練のため飛行した」という趣旨の主張を行った。
これも、韓米両軍当局が公開していない話だった。
北朝鮮がひたすらB1Bにデリケートな反応を見せるのは、同機の圧倒的な攻撃力に恐怖を
感じているからだとみられる。B1Bは、B52・B2と並ぶ米戦略爆撃機で、3機種の中では最も
スピードが速く(マッハ1.25)、最も多くの爆弾・ミサイルを積むことができる。
サイズはB52より小さく、レーダーに捕捉されにくいステルス機能の点ではB2より劣るが、
最も多くの目標を最も素早く攻撃できる。B1Bは機内に34トン、翼の下など機外に27トン、
合わせて61トンの爆弾・ミサイルを搭載できる。2000ポンド(約900キログラム)クラスの
統合直接攻撃弾(JDAM)なら24発、500ポンド(約226キログラム)クラスの通常爆弾なら
84発を搭載できる。JDAMは、およそ20キロ先の目標を正確に攻撃する。B1Bに「死の白鳥」
という別名が付けられているのも、このせいだ。また核兵器は、B61・B83核爆弾24発、
短距離空対地ミサイル「SRAM」24発、空中発射巡航ミサイル「ALCM」8発などを搭載できる
。B1Bは、1998年の「デザート・フォックス作戦」をはじめとして実戦にも投入され始め、
アフガニスタン戦争、イラク戦争などでも活躍した。
韓米両軍当局が発表していない事実を、北朝鮮がどのように把握したのかも関心事だ。
韓国が北朝鮮全域をレーダーで監視しているように、北朝鮮もさまざまなレーダーで
韓国上空を監視している。北朝鮮は、レーダー上に現れた航跡のサイズや速度などを
総合して、B1B爆撃機出動の事実を把握したものと推定されている。
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